
ケアプランセンター(居宅介護支援事業所)についてこのようなお悩みはありませんか?
「そもそもケアプランセンターとは?」
「ケアプランセンターの探し方は?」
「ケアプランセンターはどのように選んだらいいの?」
介護をするためには、体力や介護の知識はもちろん必要ですが、それ以外にも介護保険の申請や更新、介護事業者との連絡、介護計画の作成など、さまざまな事務手続きが必要になります。
はじめて介護をするという家族にとって、このような事務手続きはとても時間がかかり大変な作業となります。
そのような方でもスムーズに介護をすることができるようにケアプランセンターという介護を総合的にサポートしてくれる事業所が存在しているのです。
しかし、そもそもケアプランセンターがどのような場所なのかを知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事ではケアプランセンターについて概要や探し方、正しい選び方について詳しく解説していきます。
目次
ケアプランセンター(居宅介護支援事業所)とは?
ケアプランセンターは日本語で”居宅介護支援事業所”とも言われることがあり、要介護者が必要とする介護保険の申請代行・更新・相談をはじめとし、ほかの介護施設・看護施設・介護サービスをおこなっている事業者との連絡など、介護をするにあたって必要となるさまざまなことを総合的にサポートしてくれる窓口のことを指します。
また、ケアプランセンターには介護計画(ケアプラン)と呼ばれる要介護者の希望に沿った介護支援をおこなうため、ケアマネージャーと呼ばれる介護支援専門員が在籍しており、要介護者本人とその家族と相談して介護計画について話し合うことが可能です。
介護保険施設を利用するためには、1回の申請だけではなく有効期限内に更新手続きをしなくてはならず、また介護保険施設を利用するときに各自治体の役所に申請をするときに介護計画(ケアプラン)を作成しなくてはいけないこととなっております。
介護生活に慣れていない方であれば多くの時間を要することになってしまいます。
そんな場合であっても、ケアプランセンターを利用することでスムーズに介護生活をはじめることができるのです。
ケアプランセンター(居宅介護支援事業所)の探し方
ケアプランセンターは、介護事業をおこなっている施設であればすべての施設に設置されているものではなく、いくつかの条件を満たしている施設のみに設置されています。
また施設に付属しないケアプランセンターもあります。そのため、ケアプランセンターを探すためには、まずはケアプランセンターが設置できる条件を知ることが大切になります。
ケアプランセンターが設置できる条件は下記の通りです。
・主任介護支援専門員を管理者として常勤させる
・利用者35人に対して介護支援専門員を1人以上配置する
・法人が運営する
・施設内のプライバシーが守られている
・厚生労働省の「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」を遵守して運営されている
このように、ケアプランセンターを設置するためには、さまざまな厳しい条件が定められているため、運営先は一般企業ではなくNPO法人・社会福祉法人・医療法人であることも多いです。また、介護施設や看護ステーションと併設してケアプランセンターが設置されている場合もあります。
ケアプランセンター(居宅介護支援事業所)の正しい選び方
ケアプランセンターの選び方は下記の2つです。
・信頼できるケアマネージャーが在籍しているか
・自宅からの距離が遠すぎないか
それぞれの選び方について詳しく解説していきます。
1.信頼できるケアマネージャーが在籍しているか
ケアプランセンターを利用するときは、基本的にひとりのケアマネージャーに相談することになるため、まずは信頼できるケアマネージャーを探すことが大切です。
ケアマネージャーは年齢・性別・性格などの人それぞれですので、信頼できると感じることもあれば不安に感じるところがある方もいるでしょう。
その中で、より親身になって相談を受けてくれて信頼できるケアマネージャーを見つけることが大切です。
2.自宅からの距離が遠すぎないか
介護生活を送っていると、突然体調不良になってしまったり、転倒してしまったりと、急なトラブルに見舞われてしまうこともあるため、自宅から遠すぎないケアプランセンターを利用すると安心できます。
ケアプランセンターを効果的に活用しましょう
本記事ではケアプランセンターについて概要や探し方、正しい選び方について詳しく解説していきました。
ケアプランセンターは介護をするにあたって必要なことを総合的にサポートしてくれるため、少しでも介護について不安があるのであれば相談することで悩みや不安を解決することができるはずです。
ぜひ本記事を参考にしてケアプランセンターを効果的に活用してみてください。