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認知症対応型共同生活介護とは?サービスや費用、施設の選び方まで丁寧に解説

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「認知症対応型共同生活介護って?」

「グループホームと有料老人ホームとの違いは?」

「認知症対応型共同生活介護ではどんなサービスが受けられる?」

そういった疑問を抱えていませんか?

認知症対応型共同生活介護とは、認知症の方を対象とした共同生活支援サービスです。

超高齢化社会と呼ばれる今、認知症患者の数も拡大しています。

このまま拡大が進むと、必要な時にサービスを受けられなくなる可能性もあります。

この記事では、認知症対応型共同生活介護のサービスや費用、施設の選び方まで丁寧に解説しています。

早めに認知症対応型共同生活介護に関する情報を収集し、介護の負担を減らしましょう。

1.認知症対応型共同生活介護とサービス

1-1. 認知症対応型共同生活介護とは

 認知症対応型共同生活介護とは、認知症の方が必要な支援を受けながら共同生活を送るサービスです。

そういったサービスを受けられる施設をグループホームと呼びます。

1-2. 認知症対応型共同生活介護施設で受けられるサービス

グループホームには介護スタッフがおり、入浴や食事、排泄等を支えてくれます。

また、できる限り自立して日常生活を送れるよう、身体・認知機能の訓練も行います。

例えば、訓練の一環として、炊事や洗濯を入居者が役割分担しながら行うこともあります。

2.認知症対応型共同生活介護型施設の入居条件

グループホームの入居条件は、4つあります。

1つ目は、要支援2以上であることです。

要支援2の方は「介護予防認知症対応型共同生活介護」を受けられます。

2つ目は、認知症であると診断されていることです。

日常生活を送るのに支障が出る程度の記憶・認知機能が低下している場合に診断されます。

3つ目は、事業所と同じ市町村に住んでいること。

4つ目は、原則65歳以上であることです。(例外として40歳~64歳の特定疾病を原因として要介護認定を受けた人も対象)

3.認知症対応型共同生活介護の部屋タイプ

3-1. ユニット型

ユニット型の部屋タイプとは、少人数の入居者が共同生活を送る部屋タイプです。

ユニットで共同生活を送る人数は最大で9名のため、生活者同士が顔なじみになりやすいです。

認知症の方は新しいものを覚えることを苦手とするため、顔なじみが多い方が安心して生活しやすいでしょう。

3-2. サテライト型

サテライト型の部屋タイプとは、ユニット型と同様の介護サービスを受けつつ、一人暮らしの訓練を行える部屋タイプです。

ユニット型の部屋がある棟から少し離れた民間のアパートなどを利用して生活します。

1人で対処できないことがあれば、すぐに担当の職員と連絡が取れる体制になっているため、安心して生活することが可能です。

4.認知症対応型共同生活介護の費用目安

グループホームの費用目安は、初期費用が0〜20万円程度、月額で10〜20万円程度です。

初期費用の内訳は、敷金や保証金など、一般的な賃貸アパートと同様であると考えて良いです。

月額費用の内訳は、家賃や管理費、食費などが含まれています。

日用品やおむつ代等は含まれていないため、その都度支払いが必要です。

5.認知症対応型共同生活介護のメリット

5-1. 安心して利用できる

ユニット型であれば特に、少人数制であることがメリットとして挙げられます。

大人数の施設では、入居者や職員の入れ替わりが激しくストレスが多くなってしまうこともあります。

認知症の方は、新しいものを覚えることを苦手とする方が多いため、顔なじみのメンバーと共同生活を送ることで安心できる点がメリットです。

5-2. 認知症の症状を緩和できる

グループホームの職員は認知症ケアの知識と経験が豊富です。

そのため、日常的な介護から認知症の精神的なケアまで必要に応じて支援を受けられることもメリットです。

また、ご本人の認知・身体能力に合わせて炊事や洗濯を担うため、認知症の症状を和らげる効果を期待できます。

6.認知症対応型共同生活介護のデメリット

6-1. 入居までに時間がかかることも

グループホームは施設の空きが少なく、入居までに時間を要する場合があります。

施設の空きが少ない理由は、グループホームが少人数制であることや、居住区の施設にしか入居できないことが挙げられます。

グループホームの入居を検討している場合は、早めに見学や体験入居をすると良いでしょう。

6-2. 介護度によっては退去しなくてはならないことも

グループホームの居住条件は、介護認定を受けながらも自立した生活を送れることです。

そのため、介護の必要性があまりに大きくなってくると、退去を要する場合があります。

また、グループホームには医師や看護師が常駐していないため、高度な医療ケアを必要とする場合にも退去しなくてはならないことがあります。

7.有料老人ホームとの違い

7-1. ケア体制

有料老人ホームとグループホームの大きな違いは、介護や看護のケア体制にあります。

グループホームは支援があれば共同生活を営むことに比較的問題のない、自立した方が入居します。

対照的に、有料老人ホームでは、介護・看護の体制が手厚く、要介護度が高い方も入居が可能です。

7-2. 職員や入居者の人数規模

グループホームは、1つの生活ユニットあたりの入居者は最大で9名です。

施設自体は大きくても、生活の範囲内に限れば顔なじみの方々と生活を共にします。

有料老人ホームでは、同じ施設内に数名から100名を超える入居者がいることもあります。

7-3. 生活の自由度

グループホームでは、認知症の進行具合によっては安全面を考慮して自由が制限されることもあります。

有料老人ホームでは、要介護度も人により様々であることから、比較的自由度が高い場合が多いです。

8.認知症対応型共同生活介護の選び方

8-1. 資料を見る

まずはグループホームの資料を集めましょう。

資料収集に当たってはホームページから取り寄せるか、施設に電話をかけてみると良いです。

施設のホームページには、各グループホームの人数規模や費用、サポート体制などが記載されています。

あらかじめ、どのような支援を受けたいかを考えておくとスムーズです。

8-2. 見学・体験入居

資料やホームページだけで判断せず、実際にいくつかの施設を見学しましょう。

見学の際は、職員や入居者の方々の雰囲気を観察すると良いです。

また、入居に際して不安なことは、このタイミングで質問することをおすすめします。

さらにグループホームに空室があれば、体験入居をできる施設もあります。

実際に体験入居してみることで、見学では見えなかった点が見えるためおすすめです。

9.まとめ

最後に、グループホームは認知症の方のための施設です。

そのため、日常生活の支援だけでなく、認知症ケアに特化したサービスを受けることができます。

一度入居したら、違和感を感じても、定員の問題から他の施設に移ることが難しい場合もあります。

入居後に「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、可能な限り情報を収集し、納得のいく施設選びをしましょう。

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