むくみが大病の原因って本当?
むくみがなかなか治らない。。
予防するにはどんな方法がある・
このような疑問や悩みを抱えているのではないでしょうか?
むくみとは、皮膚や皮膚の下に水分が溜まった状態です。
歩行への支障や冷え性の悪化などの影響を与えます。
また、むくみが大きな病気によって起こっている可能性もあります。
むくみがなかなか治らない場合は、かかりつけ医に相談しましょう。
この記事では、むくみの原因や症状、予防法について解説します。
目次
1.むくみとは
むくみとは、皮膚や皮膚の下に水分が溜まった状態です。
血液中の水分が血管の外に異常に浸み出した状態で、専門用語では「浮腫(ふしゅ)」ともいいます。
むくみは見た目が変化するだけではなく、様々な支障をきたします。
次の章では、むくみによって起こる症状を見ていきましょう。
2.むくみの症状
2-1.歩行に支障が生まれる
むくみがひどくなると、足首の動きが悪くなってしまいます。
そうなってしまうと、バランスを取りずらくなり、歩行が困難になります。
さらに、転倒のリスクも高まるでしょう。
転倒は要介護になる原因の上位にあり、高齢者にとっては大きな問題です。
2-2.菌が侵入しやすくなる
むくんでいる状態では、菌の侵入を防ぐことが困難です。
リンパ液は、侵入した菌を排除する役割があるのですが、血流と共にリンパ液の流れも悪くなっています。
そのため、炎症が起きやすくなってしまいます。
3.むくみの原因は?病気の前兆の可能性も
3-1.病気によるもの
むくみは、病気による可能性もあります。
考えられる病気としては、心臓や肝臓、腎臓など血流に関わる場合が多いです。
病気によるむくみの場合は、むくみかが長期化することが多く、むくみがなかなか治らない場合は医師に相談してみましょう。
~むくみを伴いやすい病気の一例~
・心臓病
・腎臓病
・肝臓病
・内分泌性浮腫
・栄養障害性浮腫
・皮膚感染症
・アレルギー性浮腫
・静脈性浮腫
・リンパ性浮腫など
3-2.薬によるもの
高血圧の際に処方されるカルシウム拮抗剤や向精神薬など薬の副作用によって、むくみが現れる場合もあります。
むくみの症状が現れた場合には、処方された病院に相談をしましょう。
3-3.その他の要因
加齢による血流の悪化や生活習慣の乱れなども要因として考えることができます。
その他の要因としては以下のようなことが挙げられます。
・長時間同じ姿勢を保っている
・過度な飲酒
・過労・ストレス
4.むくみの予防・ケア
4-1.弾性ストッキング
弾性ストッキングの着用は、むくみの予防改善に効果的です。
弾性ストッキングは、皮膚の表面から脚を圧迫することで、血管も圧迫することになります。
その結果、水分の漏れ出しを減少させることができます。
また、ふくらはぎの筋肉を圧迫することで静脈の働きが活発になるため、むくみ改善に有効であることがわかります。
しかし、糖尿病や動脈硬化によるむくみに対しては、悪影響を与えてしまう可能性もあります。
そのため、持病をお持ちの方は、使用前にかかりつけ医に相談しましょう。
4-2.体操や運動
むくみの予防には、体操や運動が効果的です。
特に、太ももやふくらはぎなど、血流に関わる筋肉を刺激することで、血行が改善します。
まずは、1日5000歩が目安にウォーキングを始めてみましょう。
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4-3.長時間の同じ姿勢をしない
長時間の同じ姿勢はむくみの原因です。
定期的に屈伸したり、定期的に立ち上がる癖をつけましょう。
また、脚を高めに上げて座ると血流が良くなるため、効果的です。
就寝の際に足元を高くして寝るとむくみが改善されることも少なくありません。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
むくみは、心臓病や腎臓病、肝臓病が原因となっている場合があります。
むくみがなかなか治らない場合は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、むくみがきっかけで、転倒しやすくなる可能性もあります。
転倒は要介護になるきっかけの上位です。
むくみが起きている場合は、歩行にも注意をしましょう。