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デイケアとは?生活能力を向上するための施設|特徴から選び方まで解説

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「デイケアってなに・・・・」

あなたは今こんな悩みを抱えていませんか?

 

在宅介護サービスにはデイケア、デイサービス、ショートステイなどの類似の介護サービスがたくさんあり、どれがどんな特徴をもっているのかいまいちわからないですよね。

その中でもデイケアとは、老人保健施設や病院などの医療施設に通って、主治医の指示をうけてリハビリを行う施設のことをいいます。

 

デイケアは身体機能を向上させ、持病を直したり、今の介護状態をさらに悪化させないように予防したりするなど、在宅介護でも自力で生活できることを目的としています。

せめて、今面倒を見ている要介護者がデイケアに通うべきなのかを判断することができたら理想的ですよね。

 

そこで今回の記事ではまず、デイケアの特徴とよく間違われがちなデイサービスとの違いを解説し、どんな人がデイケアに通うのが望ましいのかをご説明しました。

さらに後半ではデイケアにかかる費用やデイケアの事業者の選び方の4つのポイントを解説しました。

 

ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むことで、あなたが介護をしている要介護者がデイケアに通うべきかどうかを判断することができます。

自分に合った、在宅介護サービスを選んでほしい。という思いでこの記事を書きました。

少しでも参考になれば幸いです。

 

1. デイケアとは生活能力を向上させるリハビリ施設のこと

前述したとおり、デイケアとは通所リハビリテーションとも呼ばれ、老人保健施設や病院などの医療施設に通って、主治医の指示をうけてリハビリを行う施設のことをいいます。

デイケアには医師を駐在させる義務があり、理学療法士や作業療法士などの専門職も配置されていることも特徴の1つです。

 

デイケアでは心身の機能の向上を目的としたレクリエーションや記憶力アップトレーニング、歩行練習などのサービスを受けることができます。

デイケアへ通う人たちは体のどこかに病気、障害を抱えながらも、在宅で1人でも生活できることを目標に、リハビリをしています。

 

その他の在宅介護サービスと組み合わして利用されることが多いのがデイケアです。

デイケアはよくデイサービスと誤解されますが、サービス内容や目的がそれぞれ若干違ってきます。

デイケアとデイサービスの違いを次の章から解説していきます。

 

2.デイケアとデイサービスの違い

ではここからデイケアとデイサービスの違いを解説していきます。

サービス内容でいえば、デイケアはリハビリに特化した施設であるのに対し、デイサービスは施設に通いながら生活上の世話や介護を受けることができるサービスです。

 

利用対象者は2つの施設共通で、要介護1~5の方が対象者です。

 

要支援1~2の人はいわゆるデイサービスを受けることができませんが、代わりに市区町村ごと運営基準を定める総合事業としての通所サービスを利用することができます。

反対に、デイケアは要支援1~2の方でも利用することができます。

 

デイサービス デイケア
要支援1〜2は対応不可 要支援1〜2でも対応可

 

*ただし、デイサービスを提供する施設の中でには総合事業である「介護予防通所介護施設」として要支援1~2の方に同様のサービスを提供しているところもあります。

デイケアでは介護予備軍である要支援1~2の人にまで幅広くサービスを提供しています。

 

費用面でみてみると、デイケアとデイサービスの違いはおよそ100円ほどと違いはほとんどありません。

 

対象者
デイサービス基本単価
(通常規模型7時間以上8時間未満、加算別途)利用者負担(1割)(1回につき)
デイケア基本単価

(通常規模型6時間以上7時間未満、加算別途)

利用者負担(1割)(1回につき)

要介護1 645円 667円
要介護2 761円 797円
要介護3 883円 924円
要介護4 1,003円 1,076円
要介護5 1,124円 1,225円

(参考:厚生労働省 介護サービス情報公表システム) 

 

デイケアは生活能力向上のためのリハビリ施設、デイサービスは施設に通って介護を受ける施設です。

(デイサービスとデイケアの違いを開設した記事はこちら

 

3.デイケアは身体機能を向上させたい人が通うのが望ましい

デイケアは要介護者が自立した日常生活を過ごせることを目標にしています。

そのため、もしも要介護者の身体能力が著しく低下しているなどして、在宅介護が困難になりそうなときはデイケアを利用することが望ましいでしょう。

デイケアに通うことで、低下している身体能力を回復することができ、リハビリをすることができます。

 

また、デイケアに通うことで在宅介護でも続けながらも介護をすることができます。在宅介護とデイケアを組み合わせて利用することが望ましいです。

以下は実際にデイケアに通う人の1日の流れになります。

 

8:45~9:45 自宅からの送迎・バイタルチェック(血圧、体温、脈拍を計測・記録)
10:00~10:30 朝の会・体操
10:30~12:00 集団リハビリ
12:00~13:00 昼食(栄養士がカロリーを計算した料理)・昼休み
13:00~16:00 機能訓練、脳トレ・心理教育(個人リハビリ)
16:00~16:30 自宅まで送迎

 

朝から自宅までの送迎があり、夕方すぎまでレクリエーションなどを通じたリハビリをうけています。

 

デイケアはデイサービスと同様、介護者の介護休みとして利用されたり、介護者の仕事と介護を両立させるための手段として週2〜3回という頻度で利用される場合もあります。

デイケアは在宅介護中心で、身体機能を向上させたい人が通うことが望ましい施設です。

デイケアの特徴をしっかりと理解し、ケアマネージャーと相談しながら要介護者のニーズ、状況にあっているかを確認して通わせるかどうかの決断をするようにしましょう。

 

4.デイケアにかかる費用

ではここからデイケアにかかる費用を解説していきます。

厚生労働省が発表しているデイケアにかかる費用は以下のとおりです。

 

デイケアにかかる費用

対象者 デイケア基本単価

(通常規模型6時間以上7時間未満、加算別途)

利用者負担(1割)(1回につき)

要介護1 667円
要介護2 797円
要介護3 924円
要介護4 1,076円
要介護5 1,225円

 

要支援者のデイケアにかかる費用 利用者負担基本単価(1割)

(1月につき)

共通的サービス 要支援1 1,712円
要支援2 3,615円
選択的サービス 運動器機能向上 225円
栄養改善 150円
口腔機能改善 150円

 

*通所リハビリテーションは事業所の規模や所要時間によって費用が設定されています。
※送迎に係る費用も、上記に含まれています。
※日常生活費(食費・おむつ代など)などは、別途負担する必要があります。
(厚生労働省 介護サービス情報公表システム 参考)

事業所によって金額に違いはあるものの、上記の金額がデイケアのおおよその相場となります。

デイケアは公的介護保険の対象なので、要介護ごとの限度額までは自己負担額の1割〜3割ほどでサービスをうけることができます。そのため、費用面での負担は軽くなります。

 

5.デイケアの事業者を選ぶ時の3つのポイント

ポイント

ではここから、デイケアの事業者を選ぶときのポイントを3つ解説していきます。

デイケアを利用する際には参考にしてみてください。

 

5-1. デイケアのサービスは充実しているか

1つ目のポイントが「デイケアのサービスが充実しているかどうか」です。

 

充実しているかどうかはサービス(訓練)の量(種類の数)、質、楽しさで判断するようにしましょう。

サービスの種類は多ければ多いほど入居者が飽きることなく、取り組むことができます。

 

サービスの質はマシーンなどだけに頼ることなく、対人のプログラムがあり、本人のやる気を引き出したりする工夫があるかなど、精神的にも頑張れるような仕組みがあるかどうかをみてください。

手先のトレーニングやゲーム性をもたせたりするなど、訓練に楽しさがあればあるほど、利用者のモチベーションは高くなります。

 

5-3でも解説していますが、可能であれば、施設への入居を決める前にはサービス(訓練)を実際に体験してみて、入居者に合うかどうかを肌で感じることが大切です。

 

5-2. 営業日が対応しているか

2つ目のポイントが「事業者の営業日は要介護者の予定の都合に合うか」です。

 

デイケアの事業者によっては、平日のみの所もあれば、土日にも対応してくれる事業者もあります。

また定員一杯になってしまっている場合には、希望する曜日に利用できない場合もあります。

 

利用したい曜日にその事業者が対応してくれるかどうかをあらかじめ確認するようにしましょう。

 

5-3. 施設の雰囲気・環境は要介護者にあっているか

3つ目のポイントは「施設の雰囲気・環境は要介護者に合っているか」です。

 

施設の雰囲気が通う本人に合っているかどうかはとても大切です。

 

施設の雰囲気があまり合わずに、通わなくなってしまった。

スタッフとなかなか打ち解けられない。といったケースはよくあります。

 

そのため、施設に入居する前にはできるだけ施設に見学、体験をして、実際の雰囲気を入居する本人が肌で感じることが大切です。

 

見学の時間は、ランチタイムがオススメです。

なぜなら、ランチタイムは施設の入居者が集まる時間でもあり、スタッフと入居者との触れ合いをよく見ることができる時間だからです。

スタッフ・入居者はこれからサービスを受ける本人に合いそうかどうかを判断しましょう。

施設によっては、ランチタイムに見学に行くことで、ご飯の味見をする施設もあります。

ご飯を試食してみて口に合うかどうか確かめましょう。

 

事業所の評判に惑わされず、入居する前には実際に施設に見学・体験に行き、その施設の雰囲気を肌で感じることが大切です。

 

6.まとめ

いかがだったでしょうか?

デイケアとは生活能力を向上させるリハビリ施設のことでした。

 

在宅で介護をしていて、身体機能を向上させることを目的とした人がよく通っている施設でもあります。

 

デイケアに通う際には最後に解説した4つのポイントを参考に、通う本人にピッタリの施設をお選びになってください。

 

  • 営業日が対応しているか
  • 施設の雰囲気・環境は要介護者にあっているか
  • 送迎サービスはついているか
  • デイケアのサービスは充実しているか

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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