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療養通所介護とは?サービス内容や費用、人員基準などを解説

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療養通所介護とはどんなサービス?

療養通所介護の費用が知りたい

どんな人が療養通所介護を利用できる?

このような疑問を抱えているのではないでしょうか?

療養通所介護とは、常に看護師による観察が必要な方を対象にしたサービスです。

この記事では、療養通所介護のサービス内容や費用などについて解説します。

1.療養通所介護とは

療養通所介護とは、常に看護師による観察が必要な方を対象にしたサービスです。

特に認知症や難病、末期がんなどの方が対象となっています。

利用者ができる限り自宅で自立した生活ができるよう、身体機能の維持回復や家族の介護の負担を軽減する目的があります。

施設では、食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで提供します。

また、利用者の自宅から施設までの送迎も行います。

参考:療養通所介護 | 公表されている介護サービスについて

2.療養通所介護のサービス内容

2-1.機能訓練

機能訓練とは、日常生活で必要な動作の維持や改善を目的に行われる訓練です。

具体的には、歩行訓練や関節可動域訓練などがあります。

2-2.食事

お昼をまたいで利用する場合は、食事やおやつが提供されます。

食事の介助が必要な方には、サポートが入ります。

2-3.入浴

身体機能に合わせて入浴介助を行います。

施設によっては、寝たまま浴槽に入れる機械浴と呼ばれる設備がある場合もあります。

2-4.レクリエーション

レクリエーションとは創造的活動や身体的な活動などをさします。

デイサービスでは、レクリエーションが様々に企画されています。

具体的には、折り紙やパズル、運動など頭を使ったり体を動かすものが多いです。

3.療養通所介護の対象者とは

療養通所介護は、要介護認定を受けている方や重度要介護者、がん末期で常時看護師による観察や医療ケアが必要となる方が対象です。

さらに、上記のいずれにも当てはまらない場合でも、サービスの対象となるケースもあります。

具体的には、以下のような特徴を持った人がいます。

・要介護2に認定され、自宅にこもりきりで、家族以外と交流をもてるように通う方

・要介護1に認定され、一人でなかなか入浴をすることが大変な方

・要介護3に認定されたが、金銭的に老人ホームへ入居する余裕のない方

4.療養通所介護にかかる費用

1か月 12,691円

※食費・おむつ代など日常生活費は、別途負担する必要があります。
※1割の場合

5.療養通所介護の人員基準

療養通所介護の人員基準は以下の通りです。

療養通所介護の人員基準
管理者 ○ 専らその職務に従事する常勤の看護師(管理上支障が無い場合、同一敷地内にある他の事業所、施設等と兼務可能)
看護職員又は介護職員の数 ○ 提供時間帯を通じて、利用者の数が1.5に対し専ら当該指定療養通所介護の提供に当たる者が1以上 

○ 1人以上は専ら指定療養通所介護の職務に従事する常勤の看護師

〇管理者

事業所の管理を行う職員です。以下の職種と兼業することも可能です。

〇看護職員

血圧の測定や緊急時の対応などを行います。

看護師がいるデイサービスと訪問看護ステーションなどと連携しているデイサービスがあります。

〇介護職員

実際に介護を行う職員です。

利用者数が15人までの場合は1人以上、利用者数が15人を超える場合は、利用者数が1人増すごとに0.2人を加えた数以上を配置する必要があります。

〇生活相談員(社会福祉士等)

利用契約の手続きやケアマネージャーとの連携、ご家族の相談の対応などを行います。

〇機能訓練指導員

機能訓練を行う職員です。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士、柔道整復師、あんまマッサージ指圧師などの資格を有しています。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?

療養通所介護とは、常に看護師による観察が必要な方を対象にしたサービスです。

特に認知症や難病、末期がんなどの方が対象となっています。

療養通所介護のご利用を検討の場合は、担当のケアマネージャーに相談してみましょう。

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