「カゾクを支える、カイゴを変える」
介護と親と向き合うサイト

歩行器とは?杖との違いや種類、レンタルの手順について解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

杖だと歩行が不安定。。。

杖と車いすの間の歩行器具が欲しい。。。

このような悩みを抱えている方には、歩行器が大変おすすめです。

歩行器とは、二本または四本の支柱から構成されるので、杖よりもさらに安定感がある歩行補助器具です。

歩行器は、公的介護保険を活用して1~3割負担でレンタルすることもできます。

この記事では、歩行器のメリットや種類、レンタルの手順について解説します。

1.歩行器とは

歩行器とは、二本または四本の支柱から構成されるので、杖よりもさらに安定感がある歩行補助器具です。

内閣府が発表した平成27年版高齢社会白書によると、「要介護」となる主な原因として、「骨折・転倒」は全体の12.2%を占め、4番目の多さになっています。

歩行に不安がある場合には、歩行器の活用を検討してみましょう。

2.歩行器を使うメリット

2-1.足にかかる負担を減らせる

歩行器は、体重を預けることができ、足腰にかかる負担を軽減できます。

足腰に痛みがある場合や筋力が低下している場合、杖を使っても自力で歩くことは難しいです。

歩行器は、4点で体を支えられるので、杖を使っても歩けない方も歩行器なら歩けることも少なくありません。

2-2.杖よりも体のバランスを保ちやすい

歩行器は、杖よりも体のバランスを保ちやすいです。

杖よりも体を支える面積が大きいため、転倒する確率を下げることが可能です。

また、杖では姿勢がどうしても前かがみになってしまいがちですが、歩行器では、体の姿勢を保つこともできます。

3.歩行器の種類

3-1.持ち上げ型歩行器

☆あす楽選択可能送料無料☆ひまわりささえ歩行器固定/交互(1段グリップ)|当店在庫品介護用品敬老の日保証書付|

車輪がついておらず、手で持ち上げて前へ進むタイプです。

上半身にある程度筋力のある方は、持ち上げ型歩行器がオススメです。

3-2.前輪歩行器

歩行器 介護用 セーフティアームウォーカー Mタイプ / SAWMSSR シルバー SSタイプ  イーストアイ(介護用品 歩行器 介護 高齢者 歩行器 シルバー)

 

前方のみに車輪がついているタイプです。

ブレーキが掛けやすく、上半身の筋力が弱く、足腰の弱い方にオススメです。

3-3.四輪歩行器

馬蹄型歩行器アルコー3型星光医療器製作所歩行器介護歩行車歩行補助車介護用品訓練トレーニングリハビリ

四輪に車輪がついているタイプです。

軽く動かせる分、前に簡単に進んでしまうので注意も必要になります。

3-4.歩行車

ハッピー2NB

四輪歩行器にブレーキがついているタイプです。

ブレーキで調節できるので安心して使用できます。

※シルバーカーと歩行器の違い

シルバーカーは、歩く能力が高い人に向いています。

また、物を持ち運ぶ機能が重視されるため、体を支える力は歩行器ほど強くありません。

4.歩行器の選び方

4-1.使用する場所や目的を明確に

使用する場所や目的を明確にしましょう。

室内用や屋外用など様々な種類があります。

購入する際は、ケアマネージャーなどに使用用途を明確に伝え相談しましょう。

4-2.身体状態にあったものを

身体状態にあったものを選んでください。

要介護度や筋力を考えて、適切な歩行器を検討しましょう。

過度な歩行器具は、身体機能を低下させてしまうリスクがあります。

また、身体状態に合わないものを使用すると症状を悪化させる場合もあります。

5.歩行器をレンタルするには

歩行器のレンタルは、車いすや介護用ベッドなどと同様に、公的介護保険が適用となり、自己負担は1~3割で借りることができます。

福祉用具のレンタルには、要介護認定を受けている条件がありますが、歩行器は要支援・要介護1の方でも借りられます。

5-1.レンタルまでの流れ

①地域包括支援センターやケアマネージャーに相談

②福祉用具貸与業者をケアマネージャーや地域包括支援センターの担当者と相談しながら選ぶ

③適切な福祉用具選定のため、福祉用具専門相談員が利用者宅訪問

④事業者から用具が届き、利用者の状況に適しているのかを確認

⑤用具を決定し、福祉用具貸与業者と契約

⑥ケアプラン作成

⑦福祉用具レンタル開始

⑧福祉用具専門相談員が定期的なメンテナンスやアフターサービスを行う。利用者の状態に変化があれば、レンタル用具の変更可能。

5-2.レンタルをする際の注意点

5-2-1.必ず専門家のアドバイスを参考にしましょう

地域の量販店やネットショッピングなどで福祉用具は、安価に手に入れることが可能ですが、福祉用具を使用する際は、必ず福祉用具専門相談員やケアマネージャー、地域包括支援センターの担当者など、専門家の意見を聞いてください。

そうしないと、体の変化が著しい高齢の要介護の方は、福祉用具が原因となって容態の悪化や事故など、思わぬ結果に繋がることがあります。

5-2-2.定期的なメンテナンスが必要

高齢の要介護の方は身体の変化が著しく、ずっと同じ福祉用具を使われる方は稀です。

そのため、定期的なメンテナンスを行い、その都度利用者の状況に合わせた福祉用具選びが重要になってきます。

「福祉用具の知識はwebで調べる程度で、メンテナンスなんて、とてもじゃないけど、できないよ」と思った方もいると思います。

心配はいりません。そこで、活躍するのが、福祉用具専門相談員の方々なのです。

彼らは定期的な用具メンテナンスを行い、利用者に不都合がないか確認することを義務付けられているので、彼らと相談しながら、適切な用具をその都度選択していきましょう。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?

歩行器は、体重を預けることができ、足腰にかかる負担を軽減できます。

4点で体を支えられるので、杖を使っても歩けない方も歩行器なら歩けることも少なくありません。

杖での歩行に不安を抱えている場合は、歩行器の利用を検討しましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

ご相談はこちらから