「カゾクを支える、カイゴを変える」
介護と親と向き合うサイト

60代からの資産運用は可能?新NISAを運用するポイントを解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

60代からの資産運用についてこのような悩みはありませんか?

「そもそもNISA(新NISA)とは?」

「60代から資産運用をするポイントは?」

「60代からの資産運用は遅くない?」

2024年から新NISAが開始されますが、今まで以上に自由度の高い資産運用ができるため、60代からの資産運用にも適しているのです。

本記事では、NISAの概要や2024年から始まる新NISAについて、60代が運用するためのポイントなどについて詳しく解説します。

そもそもNISAとは?

NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。

(出典:金融庁「NISAとは?」

株式投資や投資信託などの金融商品を利用する場合、通常であれば利益や受け取った配当に対して20%ほどの税金がかかりますが、NISAを利用することで条件付きで税金がかからなくなります。

NISAには、一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAの3種類がありましたが、2024年の新制度の開始に伴って、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類となりました。

2024年からの新NISAとは?

2024年から開始される新NISAについて、以下の表にまとめました。

つみたて投資枠 成長投資枠
年間投資枠 120万円 240万円
非課税保有期間 無制限化 無制限化
非課税保有限度額 1800万円 1200万円
口座開設期間 恒久化 恒久化
投資対象商品 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託(つみたてNISA対象商品と同様) 上場株式・投資信託など
対象年齢 18歳以上 18歳以上

(参考:金融庁「NISAとは?」

新NISAのポイントは以下の通りです。

  • 非課税保有期間が無期限になった
  • 口座開設期間が恒久化された
  • 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」が併用できる
  • 年間投資枠が拡大された
  • 非課税保有限度額が全体で1800万円になる

このように、2023年までに行われていたNISAの制度とは大きく異なり、より自由度の高い投資をすることができるようになったため、60代からNISAをはじめるという動きが活発化されることが予測できます。

60代の新NISA利用のポイント

60代の新NISA利用のポイントは以下の通りです。

  • 退職金を投資に回せる
  • 分散投資でリスクを回避する
  • 老後のライフプランをしっかりと立てる

それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説します。

1.退職金を投資に回せる

会社員として働いているときはまとまったお金を得ることが難しくNISAを活用できなかったという方でも、60代になって退職金としてまとまったお金を得たタイミングでNISAを始めるという方も多いです。

NISAは少額から投資ができますが、60代からのNISAの利用は、若年層に比べると運用期間が短くなってしまうため、効果的な運用をするためにはある程度の資金力は欠かせません。

そのため、まとまった資金を得ることのできる退職のタイミングがNISA利用のきっかけになることも多いのです。

2.分散投資でリスクを回避する

NISAではリターンの振れ幅というリスクが生じるため、ひとつの方法で投資を行うのではなく、分散投資をしてリスクを回避することが大切です。

一般的には株式はリスクが高く、債券は相対的にリスクが低いと言われているため、許容できる範囲内で分散してリスクを負うようにすると良いでしょう。

3.老後のライフプランをしっかりと立てる

NISAで多くの資金を運用することで、私生活に悪影響が出てしまっては本末転倒ですので、しっかりと老後のライフプランを設計しましょう。

60代以降の生活において、収入と支出、貯蓄金額をしっかりと考える必要があり、その中で無理のない範囲の金額をNISAで運用するイメージを持つことが大切です。

金融機関などでは、老後のライフプランについてのシミュレーションを行えるサービスもあるためチェックしてみると良いでしょう。

まとめ

本記事では、NISAの概要や2024年から始まる新NISAについて、60代が運用するためのポイントなどについて詳しく解説しました。

新NISAは旧つみたてNISA・一般NISAよりも年間投資枠の上限が無期限になったことなどが理由で、60代からの資産運用にもおすすめできるようになりました。

60代からの資産運用は遅いと言われることもありますが、人生100年時代と言われる昨今の日本において、60歳から資産運用しても十分すぎるほど長期運用できることは間違いありません。

とはいえ、若年層の投資スタイルとは異なり、今ある資産を保持しつつ、さらに資産運用で資産を増やしていくという考え方を持っておくことが大切になります。

ぜひ本記事を参考にして、60代から新NISAを活用して資産運用してみてはいかがでしょうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

ご相談はこちらから