「将来が不安・・・・」
あなたは今こんな悩みを抱えていませんか?
将来、できれば介護をうける必要がなく、いつまでも健康にいたい。とだれもがそう思っています。
しかし、事実、毎年、要介護者(介護が必要な人たちのこと)の数は増え、2018年3月末には620万人に達していることが厚生労働省のデータによるとわかっています。
(出典:厚生労働省 平成27年度 介護保険事業状況報告(年報)より)
日本全体の65歳以上の高齢者3387万人(2017年度のデータ)のうち、実に5人に1人の620万人が介護が必要な状態であることがわかります。
近い将来、あなた、あなたの周りの家族・親戚が介護状態になっても不思議ではありません。
できれば今のうちから介護にならないために、介護予防をしておきたいですよね。
そこでこの記事では厚生労働省が推進している介護予防サービスについて詳しく取り上げました。
後半では介護予防サービスの種類と特徴を解説するとともに、サービスを受ける事業所の選び方もご紹介致しました。
ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事を読むことで介護予防に関する知識がつくだけでなく、あなたと、あなたの周りの方が介護予防を受ける時にもお役に立つ内容になっています。
早いうちから将来のことを考え、介護の予防をしてほしい。という思いでこの記事を書きました。
是非参考にしてみてください。
目次
1. 高齢者の生活の質(QOL)の向上を目的とした介護予防
前述でも紹介したように、要介護者の人数は年々増えています。
高齢化社会の一途をたどる日本においてこれからも、もっと要介護者の人数が増えることが予想されます。
そんなことから、厚生労働省は年々増加する要介護者の数に歯止めをかけるべく「高齢者が要介護状態等となることの予防又は要介護状態等の軽減、悪化の防止の目的」とした介護予防に関する政策をたて、地域ごとに介護予防を推奨する施策を打ち立てました。
具体的な介護予防の政策としては食生活の見直しや栄養面での改善、運動能力や生活能力向上のための体操やレクリエーション、リハビリ、ものを食べたり、噛んだり、飲み込んだりといった、口腔機能の向上といったような取り組みなどをしています。
介護予防は、日常生活の活動を高め、高齢者が家庭や社会への参加を促し、それによって一人ひとりの生きがいや自己実現のための取り組みを支援して、生活の質(QOL)の向上を目指しています。
2. あなたは大丈夫?介護予防チェックリスト
結論から言うと、介護予防をするかしないかは本人次第です。
本人が介護の意識がなく、予防をするのが面倒だ。と将来の自分への介護に関する意識が低ければ、それまででしょう。
まわりの家族・親戚も重要な存在で、まわりの家族・親戚たちが将来の介護に関して早くから意識をもっていれば、本人の意識も変わり介護予防をするように進めることができます。
厚生労働省が提供する「基本チェックリスト」を利用し、25項目の簡単な設問に「はい」「いいえ」で答えることで、得点が出て、あなたが介護予備軍であるのか、介護予防をしたほうがいいのかを判断することができます。
(出典:厚生労働省 )
以上の厚生労働省が提供する「基本チェックリスト」を参考に、自分または周りの家族・親戚が介護予備軍であり、介護予防を積極的にする必要があるかをまずは確かめてみてください。
介護予防には各介護施設などが提供しているサービスがあります。
このサービスを受けることで介護予防を受けることができます。
次章ではそんな介護予防サービスの種類と特徴を詳しく解説していきます。
3. 介護予防サービスの種類と特徴
ではここから介護予防サービスの種類と特徴を解説していきます。
介護予防サービスには大きく分けて以下の3つがあります。
・介護予防サービス
・地域密着型介護予防サービス
・地域支援型の予防サービス
4. 介護予防サービスの事業者を選ぶ2つのポイント
正直、介護予防サービスを受けようと思う時、どんな事業者を選べば良いのか不安かと思います。
そこで、この章から、あなたが介護予防施設に通うと決意した時に役に立つ、介護予防サービスの事業者を選ぶポイントを2つ解説していきます。
4-1. 自分が受けたい介護予防と相性が良いリハビリスタッフがいるか
1つ目のポイントが「自分が受けたい介護予防と相性が良いリハビリスタッフがいるか」ということです。
なぜならば、自分がどんな介護予防サービスを利用するかによって、選ぶべきスタッフが変わるからです。
例えば、寝る、起き上がるなどが不自由で足腰が悪いのであれば、作業療法士が多くいる施設がいいでしょう。コミュニケーションに不安があるようであれば言語聴覚士のスタッフが多くいる施設を選ぶことが望ましいでしょう。また、入居者が多く、それに対応する専門のリハビリスタッフが入居者に対して少ないようであれば、より良いサービスが受けることができない可能性があります。
自分が予防したいこと、それに対してピッタリのリハビリスタッフがいる施設を選ぶようにしましょう。
4-2. 施設に必ず見学・体験に行く
2つ目のポイントが「施設に必ず見学・体験に行く」ことです。
「地域の人たちから評判がいいから」や「お値打ちだから」という理由で施設を選ぶ人がいますが、そのような理由で施設を選ぶのはできるだけ避けるようにしましょう。
介護予防施設を選ぶ時は、「評判が良い」という基準ではなく、「サービスを受ける側の人と相性が良いか」という基準で選ぶことが大切だからです。
見学に行ったときにはご飯を試食したり、スタッフ、実際に通っている人の雰囲気を掴むことも大切ですが、予防サービスを受ける場合は特に、リハビリを行っている部屋を見学するようにしましょう。
日々行われているリハビリのレクリエーションやイベントの充実度についてもチェックできるとなお良いでしょう。
介護予防施設は良い施設よりも自分に合う施設を選ぶことが大切です。
実際に見学して、この施設で自分は長くサービスを受け続けることができるか。という基準から施設を選ぶようにしましょう。
5. まとめ
いかがだったでしょうか。
将来の介護に備え、厚生労働省が積極的に推奨している介護予防サービスを実際に受けてみてはどうでしょうか。
サービスを受けるとなったら最後に説明した事業者を選ぶポイントをぜひ参考にしてみてください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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