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介護が必要になる前に親と話しておくべき9つのこと

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財産がどれだけあるわからず、相続手続きが終わらない。

お葬式の際、交友関係がわからず、関係者を呼ぶことができない。

契約しているサービスがわからず、いつまでも請求がくる。

ご両親が突然亡くなってしまったり、介護状態になってしまった場合、このような問題が発生します。

介護や相続での問題が起きないように、親が元気なうちに話しておくべき9つをまとめました。

1.親と話しておくべき9つのこと

1.健康状態について

現在の健康状態について確認しましょう。

アレルギーやかかりつけ医、過去の病気については、知っているようでなかなか把握していないことが多いです。

急な病気や重度の認知症になると意思疎通が困難な状態で通院しなければなりません。

健康保険や診察券などの保管場所も共有しておくとよいでしょう。

チェックリスト

かかりつけ医
アレルギー
過去かかった病気
生活習慣(運動の有無)
健康保険証
おくすり手帳
診察券

2.両親の将来について

両親の将来の意向は必ず聞いておきましょう。

要介護状態になった場合に、兄弟のだれに面倒を見てほしいか、施設に入りたいか、できる限り自宅で過ごしたいかなど、明確に話し、お互いの認識を確認することが大切です。

そうすることで、急なリスクに対応できるでしょう。

3.交友関係について

交友関係について把握しておくことで、葬儀はもちろん、相続の整理も楽になります。

葬儀の際に連絡を取る時や弔問等に対応するために連絡先の共有もしておくとよいでしょう。

また近隣の方でお付き合いのある方を知っておくと、何か急を要することがあった場合に、様子を見に行ってもらうことなどができます。

4.お墓について

最近では、残された人に迷惑をかけたくないという理由でお墓の生前購入をする人が増えています。

生前購入とは、自身がまだ生きている間にお墓を予約購入しておくことです。

お墓の生前購入のメリットは、「納得のいくお墓で眠ることができる」・「万が一の時、家族に負担をかけずに済む」・「相続税の節税になる」などがあります。

事前に意向をすり合わせておきましょう。

5.葬儀について

お墓を持っている場合は、寺院や霊園とどのような付き合いをしているか事前に共有しておきましょう。

また、葬儀・告別式の規模や場所についても話しておくとよいです。

葬儀を行った方のうち、生前から葬儀について何らかの相談をした方は8割に上ることもわかっています。

6.実家の整理について

実家の整理についても重要な事項になります。

家を引き継ぐ、賃貸にする、売却にするなど様々な選択肢があります。

時間に余裕のあるうちに準備しましょう。

7.老後資金について

親の財産はなかなか知ることがないです。

事前に貯金額などの財産は共有し、老後の生活費や老人ホームなどの入居費用、介護費用についても確認しましょう。

もしも、十分な財産がない場合は工面についての話し合いも必要です。

借金があるかどうかもとても大事です。

金額によっては、相続放棄が必要なこともあるので注意しましょう。

また、お金の保管場所についても共有が必要です。

チェックリスト

よく使うおサイフ
通帳と印鑑
キャッシュカード
不動産の権利証

8.相続の準備について

本格的な相続の準備も余裕のあるときに行いましょう。

相続の際、必要な書類を手配できない場合、スムーズに進まず、煩雑になることもあります。

チェックリストを参考に書類の確認をすると良いです。

チェックリスト

マイナンバーカード
鍵(金庫の番号)
社会保障関連
保険証(健康保険/介護保険)
年金手帳
パスポート
運転免許証/その他免許
公共交通機関の無料カード
保険関連
生命保険関連の証券
損害保険関連の証券
車検証、保管場所証明書
住宅に関する書類一式

9.遺言書を書いてもらう

遺言書とは、自分の死後に財産を自由に処分するために残す書面です。

遺言書を書く目的は、子供や孫たちが相続トラブルとならないために財産をきちんと分けられるようにすることです。

遺言書を書くなら法的に効力を発揮するものを書きましょう。

2.話すタイミングはいつ?オススメ3つのきっかけ

親の介護や亡くなった後の話は、話しておくべきではあるものの少々話しにくい話題です。

親や兄弟と話すきっかけはどのように創っていくとよいのでしょうか?

1.お正月で家族や親戚が集まったとき

お正月に家族や親戚が集まった時が良いでしょう。「お父さん、お母さんが介護状態になったらどうしようか」単刀直入に切り出し、親と話しておくべき9つのことを話しましょう。

2.テレビ番組の特集を見たとき

テレビで、介護や相続、急病などの話題が流れた時は絶好のきっかけになります。

話題を切り出す必要がないので、スムーズに話しておくべきことを質問できます。

いつでも話せる準備をしておきましょう。

3.親戚や友人知人で介護が始まったとき

親戚や知人の介護が始まったときは話題にして、「お父さん、お母さんはどうしたい?」と切り出してみましょう。

身近の人がきっかけであれば他人事では済まず、しっかりと話し合えます。

4.おわりに

介護や相続では、多くの手続きや難しい判断が待っており、1人で考えるのでは手間がかかります。

両親が元気なうちから情報や意見の整理をし、万が一のトラブルに備えておくことをオススメします。

なかなか話しずらい話題ですが、きっかけをうまくつかみ話してみてください。

 

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