最近、親の老いを感じることが多くなり、介護への不安を感じ始めたあなた。
介護の準備に映画を見てはいかがでしょうか?
介護映画は、ドキュメンタリーが基本でリアルな体験を感じられます。
笑いあり、涙ありのオススメ映画5選を紹介します。
1.『99歳 母と暮らせば』
71歳で監督の息子が、認知症を抱える99歳の母を日々介護する日常を描いたドキュメンタリーです。
母に足腰の衰えや記憶障害が現れるようになり、仕事場を母の住む実家に移しました。
記憶障害や幻覚、幻視などの症状に向き合いながら、母の余生を楽しくするために奮闘する日々をユーモアを交えながら表現しています。
介護に奮闘するリアルな家族の姿を1年間にわたり記録しました。
介護をする側もされる側も豊かになれる介護の在り方を見つめるきっかけになるはずです。
監督 :谷光章
出演 :谷光千江子/谷光賢/谷光育子/谷光章/小田中通子
作品データ: 2018年/92分
2.『妻の病 レビー小体型認知症』
いまだ正確なことが分かっていない「認知症」のひとつ、「レビー小体型認知症」と向き合う、医者の夫と認知症の妻が奮闘する10年間を描いたドキュメンタリーです。
医師の目線で、日常を詳細に記録し続けてきたからこそ生まれたこの作品。
夫妻が手を取り合って、一歩一歩を大切に歩いていく姿が描かれます。
もし自分や家族が認知症になったとき、この作品を見ていればいったい何が大切なのかわかるのでは無いでしょうか。
監督: 伊勢真一
出演:石本浩市/石本弥生/石川真理/ 南国市
作品データ: 2014/87分
3.『八重子のハミング』
4度のガン手術を受けた夫と、アルツハイマーを発症した妻の絆を描くドキュメンタリー。
夫を支え続けた妻がアルツハイマーを発症します。
妻の記憶がなくなる中、自身も闘病生活を続け12年間にわたる介護に奮闘する日々が描かれました。
現在の日本の介護問題が、鮮明になる作品です。
監督:佐々部清
出演:升毅、高橋洋子/梅沢富美男/文音/
作品データ:2016年/112分
4.『ペコロスの母に会いに行く』
離婚して子連れで故郷の長崎に戻った主人公ゆういちと、グループホームで暮らす認知症の母みつえの心温まる日常を描いています。
認知症の老いた母親とその息子が織り成す、笑いと涙にあふれた作品です。
老いや認知症を肯定する前向きなストーリーとテーマはもとより、舞台となる長崎や九州各所の美しい景色も見どころです。
介護の苦労や辛さを、優しいタッチでユーモアと温かみを交えながら伝えてくれます。
監督:森崎東
出演:岩松了/赤木春恵/原田貴和子/加瀬亮/竹中直人
作品データ:2013年/113分
5.『徘徊 ママリン87歳の夏』
認知症の母と自宅マンションでギャラリーを営んでいる娘、そして周囲の人々の姿を描いたドキュメンタリー。
昼夜関係なく徘徊する母とそれを見守る娘の姿は、近所の誰もが知っている。
不謹慎にもついつい笑ってしまうユーモアたっぷりの作品です。
認知症とともに暮らすこととは何かに訴えかけるでしょう。
監督:田中幸夫
出演:酒井アサヨ/酒井章子
作品データ:2015年 / 77分 /
6.まとめ
いかがでしたでしょうか?
介護の映画と聞くと、暗く重い者をイメージしてしまいがちですが、実際はそんなことありません。
これからのあなたの介護を後押ししてくれる作品に出会えるはずです。
ぜひご覧になってください。
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