「カゾクを支える、カイゴを変える」
介護と親と向き合うサイト

[後悔しない!]老人ホームを選ぶ7つのポイントと入居までの10ステップ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

親が介護状態になり、老人ホームを検討する必要が出てきた。

しかし、周りに知識を持った人がいないため、老人ホーム選びを検索してこのサイトに訪れた。

そんなあなたにぜひご覧になっていただきたいです。

老人ホームは、無数にあるなかで、実際にどんな老人ホームを選べばいいのか、不安に思っていることでしょう。

この記事では専門家監修のもと、選び方がわかり、サイト内で老人ホームを選ぶことができるでしょう。

目次

1.[後悔しない!]老人ホームを選ぶ7つのポイント

ではここから老人ホームを選ぶ7つのポイントを解説していきます。

・介護機関から費用を決定する

・施設に見学・体験入居する

・施設長・ケアマネージャーと話す

・併設事業所との関係、サービス内容を確認する

・本人の外出や外泊、家族の面会は自由にできるか

・ケア体制を確認する

・看取りが行われるかを確認する

この7つのポイントを参考に、最適な老人ホームを選んでください。

1-1.無理なく負担できる範囲はどれくらい

1つ目のポイントが無理なく負担できる範囲はどれくらいか決定することです。

また、老人ホームにどのくらいの期間お世話になるのか。期間から逆算して費用を考えるようにしましょう。

ちなみに平均介護期間は、4年7ヶ月であることが公共財団法人生命文化センターの介護期間にまつわる調査にからわかっています。

 要介護者の貯金、年金を把握し、介護期間が終了する時期、入居年数に見通しを立て、費用を決定しましょう。

いつ介護が終わるのかは判断しづらいものですが、平均4年7ヶ月という数字を参考に、介護期間と家庭の経済状況をすり合わせ、自分に合った料金の介護施設を探すと良いでしょう

1-2.施設に見学・体験入居をする

2つ目のポイントが「施設に見学・体験入居すること」です。

いきなり施設に入居し、その施設が合わずに違う施設に移動するとなると、入居する本人にとって相当のストレス、負担になります。

そのため、施設を選ぶとき、入居する前には必ずといっていいほど見学・体験入居するようにしましょう。

この章では見学・体験入居する時のチェックポイントを5つ解説していきます。

1-2-1.施設長・スタッフ、入居者と話してみる

老人ホームに見学に行ったらまずは施設長・スタッフ、入居者と話してみましょう。

老人ホームの雰囲気などは施設長・スタッフ、入居者によって老人ホームの雰囲気は大きく変わってきます。

そのため、見学・体験入居の段階から施設の人と触れ合い、入居する本人が施設の雰囲気にあうか確かめる事が大切です。

見学や体験入居を通して、施設長・スタッフの介護に対する考えを知ったり、他の入居者との相性を確認して入居する本人が施設で過ごせるかあらかじめ確認するようにしましょう。

1-2-2.施設の周辺の環境や交通手段に不都合がないか

施設に見学に行く前に、まずは建物の周りを一周してみましょう。

写真や実際の想像していた環境と違う場合があるからです。

玄関先はきれいでも、裏庭は荒れ果てているなんてこともあります。

また、散歩する川辺や公園は近くにあるのか、自由に外出できる施設なのであれば、買い物をするのに便利なコンビニやスーパーが近くにあるか確認してみましょう。

入居する本人としては「暮らす」場所として住んでみたいと言える環境か、子は「通う場所」として交通機関などを利用して便利に通える場所かを基準にして考えてみるようにしましょう。

1-2-3.部屋、共有スペースを確認する

これから住むであろう自分の部屋や利用するであろう共有スペースを見学の際には必ず確認しておくようにしましょう。

写真だけではわからないことが実際に見学すると判明する事があるからです。

✓部屋の間取りや広さ、収納スペースは十分か

✓部屋はプライバシーは保たれているか

✓窓からの見晴らしはどうか

✓共有スペースはくつろいだり、楽しんだりできる場所か

✓トイレや洗面スペース、風呂場は快適か

以上のチェックポイントなどを参考に、実際に見学・体験入居をして部屋、共有スペースの居心地を確認してみましょう。

1-2-4.ランチタイムに見学に行く

施設に見学に行く際に、時間帯を選べるようであれば、昼食の時間帯を指定すると良いでしょう。

ランチタイムは入居者やスタッフが一同に食堂へ集まる時間帯です。

そのため、施設の雰囲気、介護の様子を間近で見ることができます。

✓食堂へ集まる際の入居者へのサポートはどんな様子か

✓食事介助がどのようになされているか

✓食事中のスタッフ、入居者の対話・雰囲気はどうか

ランチタイムに見学に行く際には、以上の観点を参考に、施設のことを考えてみてください。

また、食事の味見ができるかも見学のアポイントを取る際に聞いてみましょう。

実際に、施設で出される料理の試食をしてみて、味を確かめてみましょう。

1-2-5.レクリエーションはどんな風に行われているか

レクリエーションはどんな風に行われているか見学、体験入居を通して体験してみましょう。

レクリエーションは施設によって催しが違い、他の入居者やスタッフと積極的に関わる機会となるためです。

例えば、入居する本人が集団行動に馴染んだり、他の入居者と交流するのが苦手なようであれば、レクリエーションが控えめな施設を選ぶとよいでしょう。

入居前に実際に、レクリエーションを体験することで、他の入居者やスタッフと関わる大きなチャンスです。

入居する本人が施設に馴染めそうかどうかをレクリエーションから判断してみましょう。

以上が施設へ見学・体験入居する際に確認しておきたい5つのポイントです。

・施設長・スタッフ、入居者と話してみる

・施設の周辺の環境や交通手段に不都合がないか

・部屋、共有スペースを確認する

・ランチタイムに見学に行く

・レクリエーションはどんな風に行われているか

施設に入居する前には見学・体験入居をしてから入居するのが望ましいでしょう。

1-3.本人の外出や外泊、家族の面会は自由にできるか

老人ホームを選ぶ6つのポイントの3つ目は「本人の外出や外泊、家族の面会は自由にできるか」ということです。

介護型の施設ではごく近所を含め、利用者が1人で外出することを認めていないところが多いです。

また家族との面会についても、時間を設定するところと、24時間可能のところもあります。

入居した後に、外出が思うようにできない、家族も思うように会えないという不自由さを防ぐためにも、あらかじめ施設側に確認しておくことが大切です。

認知症の方を受け入れる施設では扉を施錠したり、自動ドアの電源を切り、入居者の徘徊を防いでいる施設もあります。

見学の際に、外出や外泊、家族との面会をあらかじめ確認しておくようにしましょう

1-4.医療体制を確認する(医療依存度の高い親の場合は病院併設が安心)

4つ目のポイントが「医療体制を確認すること」です。

なぜなら施設によって入居者への医療処置や緊急時への対応に違いがあるからです。

施設によっては人工呼吸器、注射・点滴などの医療処置を断る施設もあります。

また、日常的な医療処置の必要がない場合でも、医師・看護師との連携体制、提携病院の場所、診療科目、病院までの送迎の有無(費用)などが施設によって違います。

入居する本人が持病を抱えている場合は入居予定のケア体制で大丈夫なのか、施設長、ケアマネージャー、医者などと相談をするようにしましょう。

1-5.退去の条件を確認する

5つ目のポイントが「施設の退去条件を確認する」ことです。

症状が悪化し、継続的な医療行為が必要となると「退去してほしい」と施設側から要求されることがあります。

施設の移動は入居する本人にとっても心身ともにストレスになります。できるだけ移動しなくてすむよう、あらかじめ最初で最後を考え、老人ホームを選ぶことが大切です。

そのため、施設側の退去するべき条件を老人ホームを選ぶ段階で確認しておくようにしましょう。

具体的に施設側から退去を求められるケースは以下の通りです。

・継続した医療行為が必要になった場合

・施設内で周囲とのトラブルが増加した場合

・月々の利用料を滞納した場合

・施設が閉鎖あるいは縮小した場合

・要介護度が変化した場合

継続した医療行為が必要になった場合でも施設に入居していてもいいのか、過去に退去を求められた人にはどんな人がいるのか、あらかじめ施設の退去条件を確認するようにしましょう。

1-6.看取りまで行われるかを確認する

6つ目のポイントが「看取りまで行われるかを確認する」ことです。

実際に死期が迫った際に、そのまま施設で最期を迎えたいのか、もしくは病院に入院し救命処置を受けたいのか、そこの判断は、よくご家族で相談をしておく必要があります。ただその判断は、なかなか難しいものがあります。

まずは予め、施設で看取りまで行ってくれるのかどうかだけは、確認しておきましょう。

施設で最期を迎えるのか迎えないのかは別にして、緊急時に施設側は看取り対応をしてくれるのか、契約の際に確認しておくようにしましょう。

1-7.評判の良い施設よりも相性が良い施設を選ぶ

地域の間で実際に評判が良かったり、ネット上での評価が良い老人ホームでも、実際に入居すると相性が合わないということがあります。

そのため、実際に見学・体験入居をしたり、スタッフと話してみて「評判の良い施設よりも相性が良い施設を選ぶ」ことが大切です。

たくさんの施設を検討し、入居する本人にその施設は本当に合うのかをよく考え、相性の良い施設を選ぶようにしましょう。

以上が老人ホームを選ぶ7つのポイントです。

2.老人ホームの契約で確認すべき7つの注意点

ではここから老人ホームと契約する時に確認スべき7つの注意点を解説していきます。

2-1.契約形態や利用料の支払い方式を確認する

介護施設によって、契約形態や利用料の支払いに違いがあります。

老人ホームの契約には主に2つの支払い方式があります。

有料老人ホームの多くが採用している「利用権方式」とサービス付き高齢者住宅が採用している「建物賃貸借方式」です。

この2つの特徴をまとめた表は以下の通りです。

利用権方式 入居時に入居一時金を支払うことで、専用の部屋や共有スペースを利用できる。

居住部分と介護や生活支援等のサービス部分の契約が一体になっている。

建物賃貸借方式 一般的な賃貸住宅と同様、ホームで生活するために家賃相当額を毎月支払う方式。

居住部分と介護等のサービスが別個のものになっている。

入居一時金は利用権方式と比較して安くなるが、月額利用料は逆に高くなる傾向がある。

 

2-2.施設の経営状態を確認する(有料老人ホームに備えた一時金の保全措置)

高齢者向けの施設は、日本社会の高齢化により多くの企業が参入しています。そのため、中には経営がうまくいかず倒産してしまうところも増えています。万が一、入居した老人ホームが経営難で倒産してしまった場合、支払っている入居一時金(前払金)はどうなるのでしょうか。

基本的に、入居一時金には償却期間が設定されており、その期間を経て、償却されていきますが、償却期間中に退所、死亡した場合は、未償却の残金が返済されることとなります。

ただ施設の倒産などにより、退所を余儀なくされた場合に、残金が返済されないケースがあります。

そのようなことが起こらないよう、保全措置をとっている施設が現在もありますので、そこを確認しておきましょう。

2021年4月1日以降からは、すべての有料老人ホームが一時金の保全措置義務の対象となります。

すでに保全措置が行われる老人ホームも数多くあるので、入居の際に確認しておきましょう。

 そして保全措置があるなしに関わらず、経営母体の企業が安定しているか、介護事業の実績、保険会社や信託会社はどこかなど、具体的な情報を入居の際にチェックしておくとリスクヘッジになります。

2-3.重要事項説明書を確認する

重要事項説明書は、老人ホームに関する情報を開示するために必ず作成されています。

 ✓事業主体概要

 ✓施設・事業所概要

 ✓職員体制

 ✓サービス内容

 ✓利用料金

以上の情報が載っています。

⚪︎入居一時金の用途が明確であるか

⚪︎90日ルール(クーリングオフが適用される期間)が適用されるか

⚪︎退去時における返還金の算定方式

⚪︎退去させられる条件

⚪︎オプションでの追加費用があるか

など、気になる点や不明確な点は入居前に解消しておきましょう。

そしてこの重要事項説明書を含め、契約書類は大切に保管しておきましょう。

2-4.契約に必要な身元引受人・保証人の決定

身元引受人・保証人は以下のような役割ががあります。

 ✓費用が滞った場合の保証

✓体調が急変した場合、状態が悪化した場合の介護サービス、医療機関受診の手配

✓医療処置への同意

✓死亡した際の遺体の引き取り

万が一このような役割を果たすことが難しい場合は、身元保証を行っているNPO法人や自治体に相談しましょう。老人ホームによっては保証人が不要であったり、施設と保証人契約を結ぶことが可能なところもあります。

<身元保証を行うNPO一例>

NPO法人 日本保証サポートセンター

NPO法人 きずなの会

NPO法人 敬寿

2-5.入居一時金にクーリングオフを使えるか確認する

基本的に入居から90日以内の退去であれば、日割りで計算した家賃分を差し引いた残りの入居一時金を全額返還してもらうことができます。(90日ルール)利用者が逝去した場合にも同様に適用されます。

この制度は、2012年4月1日から施行されていますが、念のためこのクーリングオフが使えるか契約の際にきちんと確認しておきましょう。

2-6.ケガなど緊急事態に対する施設の賠償責任を確認する

老人ホームでも、怪我や事故が起こる可能性は0ではありません。万が一のことがあった場合に、どこまで賠償責任を問えるのかを確認しておくことが大切です。

もし緊急事態になってしまった場合は、弁護士に相談すると良いです。

2-7.面談・契約時の注意点

契約時には、

・住民票

・健康診断書

・印鑑証明

・連帯保証人、身元引受人

・診断情報提供書

が一般的に必要です。

少しでも疑問に感じたことや不明点があれば、あやふやにせずきちんと質問して解消してから契約しましょう。

3.老人ホーム入居までの10STEP

それでは最後に、老人ホーム探しから入居までの流れを改めて見ていきましょう。

3-1.入居の目的を明確にする

介護を求めているのか、住居を求めているのかなど入居の目的は人によって様々です。基本的なところですが、情報収集に追われて目的がおろそかになってしまう事がとても多いです。目的によって選ぶ老人ホームが変わってくるので、老人ホームに入る目的をもう一度明確にしましょう。

3-2.条件の優先順位を決める

入居の際に一番大切にしたいことは何でしょうか。

費用の安さ、サポートの手厚さ、個室/相部屋、立地などなど、考える側面はたくさんあります。

入居者本人と家族ですり合わせをして優先順位を決めると、のちに候補を絞る時に考えやすくなります。

3-3.予算の目安を立てる

現在の貯蓄とこれからの収入を考えて、いくらまで出せるのかを把握しておきましょう。これも候補を絞る時に必要になります。

3-4.情報収集をする

ネットで調べたり、パンフレットを取り寄せたりして、情報収集をします。

知り合いで入居している家族がいる方がいれば、話を聞いてみるのも良いでしょう。

3-5.候補の施設を絞り込む

優先順位や予算の目安を考慮しながら、候補の施設を絞りましょう。

3-6.入居する本人と家族と話し合う

入居する本人が納得するホームを選ぶのが大切です。じっくり話し合って本人含め家族にとってよい老人ホームを選びましょう。

3-7.実際に見学に行く

絞った候補を見学しに行きましょう。そこで感じる雰囲気などからさらに絞り込みができます。

3-8.体験入居してみる

見学した中から特に気になるホームへ体験入居してみると、実際入居するとどのような感じなのかが分かります。

3-9.入居先を決定し、契約を結ぶ

面談をして入居先を決定したら、契約内容をきちんと把握した上で契約をしましょう。詳しくは上記2の「老人ホームの契約で確認すべき7つの注意点」を確認してください。

3-10.入居する

新たな住居で居心地良く過ごせるように準備をして入居しましょう。

 4.まとめ

老人ホームへの入居は、入居する本人にとってもご家族の方にとってもその後の暮らしに大きく影響するものです。後悔しない選択ができるように、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

ご相談はこちらから