老後の暮らしが心配。。。
安心して暮らせる施設が知りたい。。。
貯金がなく、老後の家賃が払えない。。。
このような悩みを抱えていませんか?
シルバーハウジングは、このような悩みを解決できるかもしれません。
シルバーハウジングとは、バリアフリー化された高齢者向けの公営住宅です。
見守りサービスや緊急時の対応などが受けられるだけでなく、公営住宅のシルバーハウジングの場合、家賃の減免制度があります。
この記事では、シルバーハウジングのメリットやデメリット、費用、入居の手順について解説します。
目次
1.シルバーハウジングとは?
シルバーハウジングとは、バリアフリー化された高齢者向けの公営住宅です。
見守りサービスや緊急時の対応だけでなく、生活援助員(ライフサポートアドバイザー)からの生活支援サービスも受けられます。
このように、ハードとソフトの面から高齢者の生活を支援する施設となっています。
また、この施設は、高齢者の自立支援を目的としているため、介護が必要な方が入居することは難しいです。
1-1.バリアフリーとは?
バリアフリーとは、もともとは建築用語で「バリア(障壁)」と「フリー(のぞく)」を合わせた造語です。
つまり、障壁となるものを取り除き、生活しやすくすることを意味します。
建物内の段差や手すりの設置など、物理的な障壁を除去するという意味合いから、最近ではより広い意味で用いられてきています。
2.シルバーハウジング誕生の背景
シルバーハウジングは、昭和62年に高齢化が急速に進む中で、高齢者が自立した生活を続けられるように制定されました。
内閣府が発表した平成27年版高齢社会白書によると、「要介護」となる主な原因として、「骨折・転倒」は全体の12.2%を占め、4番目の多さになっています。
さらに、東京消防庁の調査によると、転倒の50%以上が屋内で発生してることが分かっています。
このようなデータからも、シルバーハウジングの必要性がわかります。
出典:https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2015/zenbun/27pdf_index.html
3.入居のメリット・デメリット
3-1.メリット
3-1-1.減免制度
公営住宅の場合、家賃の減免制度があります。
金額としては、入居者の収入状況により、月額1〜10万円程度の減免が予想できます。
そのため、所得が低い方でも利用が可能です。
3-1-2.生活援助員に相談ができる
生活での困りごとや不安を相談することができます。
入居者だけでなく、遠方で暮らす家族にとっても安心できるサービスです。
3-1-3.安心して暮らせる
見守りセンサーや緊急通報システムがあるため、安心して暮らせます。
特に独身の場合に心配なのが、孤独死です。
しかし、シルバーハウジングでは、孤独死の心配がありません。
3-2.デメリット
3-2-1.人気で入居が難しい
シルバーハウジングは、とても人気のある施設です。
そのため、慢性的に満室の状態が続いており、入居できるまでにある程度の期間が必要になります。
3-2-2.介護が必要になると退去しなければならない
シルバーハウジングは、高齢者の自立支援を目的としているため、介護・医療スタッフが常駐していません。
そのため、介護が必要になると退去が求められる場合があります。
4.シルバーハウジングの入居条件
高齢者単身世帯(60歳以上)
高齢者夫婦世帯(夫婦のいずれか一方が60歳以上であれば可)
高齢者(60歳以上)のみからなる世帯(子どもが60歳以上であれば同居可)
障害者単身世帯又は障害者とその配偶者からなる世帯等
※地域や場所によって条件が変動する場合もあります。
公営住宅の場合は、自治体が設定した基準の月収よりも少ないことが条件になります。
5.入居にかかる費用
シルバーハウジングへの入居にかかる費用は、初期費用と月額費用がかかります。
〇初期費用
・敷金:家賃の1~3ヶ月
・礼金:なし
※家具家電がもともと付いている場合も
〇月額費用
・家賃(公営か否か、地域、収入状況によって変動)
・共益費・管理費
※更新費用がかからない場合が多い多い
6.入居までの流れ
①希望する物件の募集状況を調べる
シルバーハウジングへの入居を希望する場合は、都市再生機構(UR)のHP又は市区町村の窓口にて問い合わせてみましょう。
②入居条件を確認する
物件によって入居の条件は異なります。
収入や年齢が条件を満たしているか確認しましょう。
③申し込みを行う
条件を確認し満たしているようでしたら申し込みをしましょう。
希望者が多数の場合は抽選が行われます。
④契約
申し込みが認められれば契約となります。
契約を結び初期費用を支払うと、入居が可能です。
7.まとめ
いかがでしたでしょうか?
シルバーハウジングとは、バリアフリー化された高齢者向けの公営住宅です。
見守りサービスや緊急時の対応だけでなく、生活援助員(ライフサポートアドバイザー)からの生活支援サービスも受けられます。
そのため、シルバーハウジングは人気が高く、入居は抽選になることも少なくありません。
すぐに引っ越しをしたい場合は、サービス付き高齢者向け住宅をご検討してみてはいかがでしょうか?