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テレワークな日々

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4度目の緊急事態宣言になってから、週2回の出勤を止めて、月2回だけ顔を出すことにした。それ以外はすべてテレワークである。

もともとインターネットが中心の仕事なので、家にいるときも出張の時も、特に海外出張の時も対応できるようにしてきた結果、基本的に出勤しなくても、インターネット関係の仕事はほぼできるようになっていた。だから、テレワークを七割といわれても、何の問題もなかった。

ただ、最近はインターネットも時代遅れになってきて、サーバに潤沢な予算をつぎ込めないどころか、動いている間は買い替えることもできなくなっていたのが、唯一問題点と言えば言えた。

デジタル庁が立ち上がったばかりなのに時代遅れなのか、と思うかもしれないが、どうしてデジタル庁が必要になったのかを考えれば、時代遅れは一目瞭然である。つまり、もう目新しさがなくなってきたので、本来なら必要なインフラの整備にすらまともな予算がつかなくなり、その結果がデジタル後進国日本であったわけだ。つまり、今この2021年9月が時代遅れの底になるのである。これから少しは上向いていくことを望みたいが、デジタル庁が必要だと思った首相は今月いっぱいで退任なのだから、あまり期待はできないかもしれない。

わたしの勤務先では、動いている間は代わりの機械を買う予算は与えられない、と明言していたトップが、昨年の十月に代わったものの、後任のトップも、「予算がつかないということはやる必要がないということだ」と極めて後ろ向きなので、サーバはもう息も絶え絶えの状態である。それがなければ、もうまったく100%テレワークでも問題ないのだが、この一年間は、月に1-2回の割合で暴走し、そのたびに出勤して修復しなければならなくなっていた。

それが、この4度目の緊急事態宣言になって、別にそのせいではないだろうが、さらにサーバの故障の回数が増えた。八月には3回も暴走したので、当然月2回の出勤ではすまなくなってしまった。

いっそ早く壊れてしまえば新しいサーバを入れられるだろう、と思うかもしれないが、そう簡単なことではない。トップだって、予算が潤沢にあれば新しいサーバを買うことを渋るはずはない。そんな予算はどこにもなく、サーバが壊れたら、そのとき予算取りをしろという意味なのである。半分引退した身のわたしにとって、これはこれでかなり面倒な仕事である。

いろいろ応急処置をほどこして、延命を図っているのだが、いったいいつまで持つことやら、はなはだ心許ない日々が続いている。

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