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在宅介護には主に4つの種類!これで在宅介護のケアプランで迷わない!

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皆さん、在宅で介護はしたいけど、実際どのようなサービスが受けられるのか、また在宅介護にはどのくらいの費用がかかるのか疑問をお持ちではないでしょうか。

調べようと思っても、どこで在宅介護に関する情報を収集したらいいのか、不安を取り除くことができるのか、と困惑している方もいらっしゃるかと思います。

在宅介護を詳しく知りたい方、これから在宅で介護をすることになるかもしれないと思われている方、そんな方々に読んでいただけたら幸いです。

ここでは、在宅介護には、どのような種類のサービスがあるのか、具体的にどのくらいの費用がかかるのか、一つ一つ述べていきます。

1. 在宅介護のサービスを徹底解説

在宅介護サービスには様々な種類があります。これらは、住み慣れた自宅で過ごしたい、できるだけ元気に過ごしたい、家族も共にいる状況で助けてもらいながら過ごしたい、と思っている方にオススメです。

この章では、在宅介護のサービス、主にそれぞれのサービスの特徴・平均費用等を説明していきます。

1-1.自宅に訪問してもらうサービス

まず、自宅に訪問してもらえるサービスを紹介したいと思います。

自宅に訪問してもらえるサービスとは 介護や看護等の専門職であるスタッフが、利用者の自宅を訪問して行うサービスです。

特徴は、主に3つあります。

1つ目が、訪問介護です。

2つ目に、訪問看護です。

3つ目に、訪問リハビリテーションです

ここから、具体的に、自宅に訪問してもらえるサービスの種類を説明します。

訪問介護(ホームヘルプサービス) ホームヘルパーによる身の回りの介護や生活の援助を受ける
訪問入浴介護 自宅を訪問する巡回入浴車で、入浴の介護を受ける
訪問看護 自宅で看護師・保健師などから健康状態の観察や療養生活の支援などを受ける
訪問リハビリテーション 自宅で理学療法士・作業療法士からリハビリ指導を受ける
居宅療養管理指導 自宅で医師・歯科医師・薬剤師などから療養上の管理・指導を受ける
定期巡回

随時対応型訪問介護看護

①定期巡回②随時対応、③訪問看護の3つの特長をもつサービス
 →①定期巡回 定期的に訪問し、食事・入浴などの身体介護や、食事の準備・身の回りの整理等の生活援助、療養上のお世話など、ケアプランに沿ったサポートを行う。
 →②随時対応 緊急時は電話での連絡により24時間いつでも自宅にヘルパーもしくは看護師が駆けつけ、その状態を確認・判断・対応をする随時サービス
 →③訪問看護 看護師の定期的な訪問により、周期の体調確認や医療処置を行い、主治医との連携により介護と医療の両面から支援を行う。訪問看護も一体的に運営する事業所と、他社の訪問看護事業所と連携して提供する連携型の2種類があります。

在宅介護のサービスを利用する際の、平均費用は一月あたり、訪問介護で72,900円(利用者負担は1割の場合7,290円)、訪問入浴介護で67,000円(利用者負担は1割負担の場合6,700円)、訪問看護で49,300円(利用者負担は1割の場合4,930円)になります。

(出典:『平成28年度 介護給付費等実態調査の概況』厚生労働省)

では、次に利用者が自宅から通うサービスを説明していきます。

1-2.自宅から通って利用するサービス

利用者が自宅から通って利用するサービスを紹介したいと思います。

自宅から通って利用するサービスは、利用される方が施設に日帰りで通い、受けるサービスのことを指します。これらのサービスは、人とかかわることが好き、閉じこもりがちだけどそれをやめたい、外出することもいいと思う方々の利用におすすめです。

自宅から通って利用するサービスの大きな特徴は、閉じこもりがちな利用者の方の身体と心のケアを可能とする点です。実際に、施設に行きスタッフの方とだけでなく、他の利用者の方とコミュニケーションをとることで、気分転換をすることができるのではないでしょうか。

次に、自宅から通って利用するサービスは、主に2種類あります。通所介護と通所リハビリテーションです。

通所介護(デイサービス) デイサービスセンターなどで、入浴・食事・機能訓練などを受ける
通所リハビリテーション(デイケア) 老人保健施設や医療施設などで、機能訓練を受ける

それぞれの平均費用は、通所介護は、91,100円(利用者負担は1割の場合9,110円、プラス食費などが必要)、通所リハビリテーションは、84,100円(利用者負担は1割の場合8,410円、プラス食費などが必要)になります。(出典:『平成28年度 介護給付費等実態調査の概況』厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/kyufu/16/dl/11.pdf

このように、実際に外に出て通所して利用するサービスには2種類あります。

次に、短期間宿泊して利用することのできるサービスを紹介していきます。

1-3.短期間宿泊して利用することができるサービス

 介護者が病気であったり、介護ができない場合や、介護者の介護疲れを防ぐための利用に適しているのが、短期間宿泊して利用できるサービスです。

短期間宿泊して利用できるサービスの特徴は、利用者は数日から数週間程度、施設に宿泊し、介護サービスを受けれることです。

短期入所生活介護(福祉施設へのショートステイ) 特別養護老人ホームなどに短期間入所し、介護や機能訓練を受ける
短期入所療養介護(医療施設へのショートステイ) 介護老人保険施設などに短期間入所し、医学的な管理のもと、介護や機能訓練を受ける

短期入所生活介護の場合、一ヶ月あたりの平均費用は105,200円(利用者負担は1割の場合10,520円、プラス滞在費、食費などが必要)、短期入所療養介護の場合、一ヶ月あたりの平均費用は、91,400円(利用者負担は1割の場合9,140円、プラス滞在費、食費などが必要)になります。

(出典:『平成28年度 介護給付費等実態調査の概況』厚生労働省)

1-4.訪問・通い・泊まりを組み合わせて利用するサービス

 介護が必要となり、なじみのスタッフから柔軟な対応を受けたい方におすすめは、訪問・通い・泊まりを組み合わせて利用するサービスです。

小規模多機能型居宅介護がこれにあたります。

1-1.で述べた自宅への訪問、1-2.で述べた施設への通い、1-3.で述べた短期間の宿泊の3つのサービスを組み合わせて行う介護のサービスで、利用者が自立した生活を送れるようにサポートすることが大きな特徴です。

小規模多機能型居宅介護の、一ヶ月あたりの平均費用は、208,600円(利用者負担は1割負担の場合20,860円、プラス食費などが必要)になります。(出典:『平成28年度 介護給付費等実態調査の概況』厚生労働省)

次に、自宅で介護するために住環境の整備が必要な場合について解説していきます。

1-5.自宅を改修して在宅介護をする

在宅での介護を行うにあたって、住環境を整備する必要がある場合、介護保険を利用して住宅改修を行うことができます。これは、どうしても住み慣れた家で介護をしてもらいたいという利用者に適していると考えられます。

要介護度認定を受けた方であれば、要介護度に関係なく「住宅改修費」が支給されます。工事費のうち、20万円が上限となります。20万円の住宅改修工事をおこなった場合、18万円が介護保険から支給され、2万円が自己負担になります(自己負担が1割のとき)。

介護保険を利用して住宅改修できることの例として、以下の通りです。

⑴手すりの取り付け
例)トイレ、浴室、洗面所、廊下、玄関周り、階段など

⑵段差の解消
例)玄関周り、廊下、トイレ、居間など

⑶滑りの防止、移動の円滑化のための床または通路の材料の変更
例)階段、浴室、玄関周り、和室など

⑷引き戸などへの扉の取り替え(扉の撤去を含む)
例)トイレ、浴室など

⑸和式便器から様式便器などへの便器の取り替え

⑹その他の上記に付属する必要な工事
例)手すりやスロープ設置のための下地工事など

このように、介護保険を利用して、自宅で介護をするための改修をすることができます。

 

2.在宅介護とサービスを使ったケアプランを紹介

次に、実際にサービスを用いたプランを2つ紹介したいと思います。

2-1.居宅介護のサービス使ったケアプラン

 要介護度2で認知症であるAさんは、Bさんという娘(45歳)と同居していますが、娘は就労のため平日8時〜18時まで自宅を離れています。そこで、訪問介護のサービス、通所介護サービスのデイサービスを利用した、以下のプランを立てました。

 

時/曜日
6 家族(娘)と過ごす 家族(娘)と過ごす
7
8 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護
9 デイサービス デイサービス
10
11
12
13
14 訪問診療
15
16 訪問介護 訪問介護
17
18
19
20

 

以上の通りAさんは、訪問介護、デイサービス、訪問診療の3つのサービスを併用したケアプランになっています。週2回のデイサービスを利用することで、入浴を行うこともできます。土日は、娘であるBさんの仕事が休みのため、Aさんも一緒に家で過ごします。

このケアプランの場合、1割負担であれば、利用負担額はおよそ26,000円程度となります。

次に、違う事例を見てみましょう。次の事例は、家族が離れて暮らしていて、土日も在宅介護のサービスを利用したいという利用者におすすめするプランです。

2-2.通所介護のサービスを使ったプラン

Cさんは、要介護1の認定を受けた78歳の女性です。Cさんは、夫が数年前に他界し、娘(40歳)と息子(46歳)とは離れて暮らしているため、介護を頼むことができません。そのため、土日もサービスを頼む必要があります。

 

時/曜日
6
7
8
9 訪問介護 訪問介護
10 デイサービス デイサービス デイサービス デイサービス デイサービス
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20

上記のケアプランの場合、利用者負担額はおおよそ33,000円程度になります。

 

3.在宅介護では一人で思いつめず、サービスと並行して利用することが必要

在宅介護をする上で、介護をするご家族や親戚の方は、一人で苦しまれるのは精神的にも肉体的にも負担が大きくなり、すすめられません。必ず、近くにいる主治医、看護師、ケアマネージャーというような専門職の方や、同じく在宅介護をしている方にまず相談をされてみてください。

一口に在宅介護のサービスと言っても、4種類以上のサービスがあり、その中でも幾つかのサービスを組み合わせて併用することが可能です。
なので、一つのサービスに縛られるのではなく、利用者本人の状態や気持ちに応じて、プランを組む必要があります。

具体的にケアプランを更新する例としては、一定期間リハビリテーションのサービスを利用することで、歩けるようになったり、身の回りのことができるようになった場合、回数を減らすなどプランの見直しにつながります。
また、対照的に、利用者に認知症の症状が始まった場合には、デイサービスや訪問介護を利用する回数を増やしたケアプランに更新する必要がでてきます。

このように、利用者一人一人に寄り添い、医療・介護の専門の方々に相談しながら、プランを組むことで利用者とそのご家族が満足のできる在宅介護になるのではないでしょうか。

 

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

一言で在宅介護と言っても、多様な種類のサービスがあります。そのため、その都度家族や周りにいる人と話し合い、情報収集をしてみてはどうでしょうか。

少しでも、皆さんの在宅介護に対する不安をのぞき、参考になれば幸いです。

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