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臥床介助とは?離床介助との違いや注意すべき介助のポイントを解説

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臥床介助と離床介助の違いは??

介助のポイントが知りたい!

このような疑問を持っているのではないでしょうか?

寝たきりの高齢者を介護する場合、臥床介助と離床介助は欠かすことができません。

この機会に、臥床介助と離床介助の違いや介助のポイントを抑えておきましょう。

1.臥床介助とは

臥床介助とは、ベッドなどで横になることを手伝う動作です。

具体的には、就寝時にベッドで高齢者を寝かせる動作や寝たきりの高齢者がトイレやお風呂から戻った時にベッドに寝かせる動作が挙げられます。

また、横になる姿勢は「臥位」、仰向けの姿勢は「仰臥位」、横向きの姿勢は「側臥位」、うつ伏せの姿勢は「腹臥位」又は「伏臥位」と言います。

1-1.臥床介助と就寝介助の違い

就寝介助とは、寝る準備を手伝うことです。

具体的には、歯磨きや排泄、パジャマへの着替えなど寝るための準備が挙げられます。

つまり、臥床介助は、就寝介助の1つと考えられます。

2.離床介助とは

離床介助とは、ベッドから起き上がることを手伝う動作です。

具体的には、起床時の体を起こす動作や寝たきりの高齢者がトイレやお風呂に連れていくために起こす動作が挙げられます。

2-1.離床介助と起床介助の違い

起床介助とは、朝起きる準備を手伝うことです。

具体的には、朝起こすことから始まり、着替えの介助や体調の確認などが挙げられます。

つまり、離床介助は、起床介助の1つと考えられます。

3.臥床介助と離床介助のポイント

3-1. 介助前の声かけや体調確認

介助を始める時には、被介護者に声をかけましょう。

被介護者がスムーズに動かせない部分などがある可能性もあります。

その日の体調や痛みを感じる部分についても確認すると良いです。

3-2. 自然な体の動きに合わせた介助

被介護者の体の自然な動きに合わせて介助を行いましょう。

たとえば、被介護者の顔は起き上がる方向に向けたり、被介護者の自然な重心移動を利用して体を起こすと良いです。

介助者の腕の力だけを使って被介護者の体を無理に動かしてしまうと、ケガの原因にもなります。

4.これだけは避けたい!臥床介助と離床介助のNG例

4-1. 首だけを支える介助

被介護者の首のみを支えて介助を行うと、首に大きな負担がかかります。

介助者は腕を被介護者の首に回し、手は背中のあたりを支えることが大切です。

4-2. 体を密着させない介助

被介護者に体を密着させて、介助をすることが大切です。

体を離したまま介助を行うと、介助者の腰を痛めやすくなります。

4-3. 介助直後にすぐ被介護者から離れる

起き上がり介助直後に被介護者から離れてしまうと、被介護者の転倒の可能性が高くなります。

被介護者の肩を両手で支えて体を安定させ、しばらく様子を見るようにしましょう。

4-4. 無理に被介護者の体を動かそうとする

被介護者の体を無理に動かそうとするとケガのリスクが高まります。

被介護者の自然な体の動きに合わせて、起き上がりをサポートするイメージで介助しましょう。

5.臥床状態が続くと廃用症候群に

廃用症候群とは、過度な安静や寝たきりなどで活動量が低下したときに生じる身体の様々な病的状態を差します。

廃用症候群は、子どもや若者にも現れる症状ですが、高齢者に多く見られます。

廃用症候群の症候は、筋骨格系、循環・呼吸器系、内分泌・代謝系、精神神経系など多岐に現れ、日常生活自立度を低下させてしまいます。

6.離床するメリット

適切な離床による効果は、意識障害の改善、褥瘡予防、拘縮の予防、起立性低血圧の予防、嚥下障害の予防、排泄障害の予防などが挙げられます。

これらの二次障害の予防にとどまらず、活動と参加に向けた離床目標を立案し、日常的に離床を実施することで、『本人の主体性』が促され、『QOLの向上』とともに身体機能や精神機能にも良い影響を与えることが期待されます。

7.まとめ

いかがでしたでしょうか?

臥床介助とは、ベッドなどで横になることを手伝う動作、離床介助とは、ベッドから起き上がることを手伝う動作です。

介助をする際は、声かけや体調確認、自然な体の動きに合わせた介助を心掛けましょう。

 

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