老人ホームでの飲酒についてこのようなお悩みはありませんか?
「老人ホームで飲酒することはできる?」
「どのような老人ホームで飲酒は認められている?」
「老人ホームで飲酒するときの注意点は?」
年齢を重ねるごとにカラダを動かす趣味ができなくなってくることもあり、高齢者の方の中でも「飲酒」や「お酒」を趣味として楽しんでいる方はとても多いです。
しかし、度を超えた飲酒は健康上にも悪影響がある場合もありますし、何より酔っ払ってしまうと他の人の迷惑になってしまうこともあるため、老人ホームでは飲酒そのものを禁止していることもあります。
とはいえ、老人ホームの種類によってお酒についてのルールは大きく異なっているため、すべての施設で飲酒が禁止されているというわけではないのです。
そこで、本記事では老人ホームについて、飲酒できることが多い種類や注意点について詳しく解説していきます。
目次
老人ホームで飲酒をすることはできる?
先ほどもお伝えした通り、老人ホームでは飲酒ができる施設も多く存在しています。
飲酒が許可されている老人ホームは主に軽度の介護者を中心に利用している介護サービスである「住宅型有料老人ホーム」などが中心となり、レクリエーションなどでお酒を楽しむ場が用意されていることも多いです。
一方で要介護・要支援を医師に診断されている方が中心に集まる老人ホームでは、飲酒が全面的に禁止されていることも珍しくありません。
このように、老人ホームの利用者や施設の考え方によって飲酒が可能かどうかは大きく異なるため、まずは入居したいと考えている老人ホームのルールを確認して飲酒が許可されているかチェックしましょう。
とはいえ、飲酒と同様に厳しく規制がされている喫煙と比べると、飲酒は火災の危険性や受動喫煙による健康被害などの問題もありませんし、タバコの匂いに比べると不快に感じる方は少ないため、飲酒のほうが制限がゆるくなっていることが多いです。
老人ホームで飲酒するときの注意点
老人ホームで飲酒するときの注意点は下記の3つです。
・定められている飲酒のルールに従う
・酔っ払いすぎないようにする
・お酒を飲みすぎて健康に悪影響が出ないようにする
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
1.定められている飲酒のルールに従う
飲酒が許可されている老人ホームであっても「自由に飲酒してもらって問題ない」というケースはほとんどなく、基本的にはお酒を楽しむ時間や1日に楽しめる量については施設側が定めていることがほとんどです。
また、当然ではありますが、飲酒できるかどうかは自己判断や老人ホーム側の判断ではなく、かかりつけの医師から飲酒が許可されている場合に限りますので、自己判断で飲酒をしてはいけません。
このように、老人ホームでは飲酒についてしっかりとしたルールが決められていますので、飲酒可能な老人ホームであっても自由にお酒を楽しむことはできないと考えておきましょう。
2.酔っ払いすぎないようにする
飲酒時の酔いの度合いは人それぞれですが、すぐに酔っ払ってしまうという方は老人ホームのルール内の量であっても飲みすぎないようにすることが大切です。
酔っ払ってしまうと、ついつい気が大きくなってしまうことからほかの入居者とのトラブルになってしまったり、転倒などによってケガをするリスクも大きくなってしまいます。
このように、酔っ払うことでさまざまなトラブルに見舞われてしまう可能性がありますので、飲み過ぎには注意しましょう。
3.お酒を飲みすぎて健康に悪影響が出ないようにする
老人ホームでは医師からの指示のもと飲酒の量が制限されますが、それでも高齢者のカラダにお酒は悪影響となる場合があり、飲みすぎてしまうと脳の萎縮によって認知症のリスクを高めてしまう可能性もあります。
ですので、飲酒が許可されている老人ホームであっても、自分でお酒を飲みすぎないように注意することも大切です。
また、お酒を楽しんでいるときに少しでも体調の異変を感じたのであれば、ガマンせずに介護士さんなどにすぐに相談するようにしましょう。
老人ホームでは適度に飲酒を楽しみましょう
本記事では老人ホームについて、飲酒できることが多い種類や注意点について詳しく解説していきました。
すべての老人ホームにおいて飲酒が許可されているというわけではありません。
中にはお酒を楽しむことのできる施設もありますので、お酒を楽しむことが趣味という方であれば飲酒できるかどうかをひとつの基準として選ぶということも多いでしょう。
ただし、より健康的な生活を送るためには飲酒できるかどうかよりも、サービス面などをしっかりとチェックする必要があるため、飲酒はあくまでプラスアルファとして考えるとより後悔のない老人ホーム選びができるはずです。
ぜひ本記事を参考にして老人ホームでの飲酒について理解して、正しく選べるようにしてみてください。