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冬の介護はキケンがたくさん?トラブルを防ぐ4つのポイント

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高齢者にとって冬はキケン??

高齢者にとって冬場はキケンがたくさんあります。

寒さによる免疫力の低下や心筋梗塞、乾燥による肌トラブルや感染症などが挙げられます。

体温調節の機能が衰え、血流が悪くなりがちな高齢者にとって、冬の寒さはことさらつらいでしょう。

介護をするにあたって、冬場の寒さ対策や乾燥対策は欠かせません。

この記事では、冬に起こりやすいトラブルやその対策について解説します。

1.冬に起こりやすいトラブルや事故

1-1.感染症

冬場は、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症が広まりやすいです。

特に高齢者は、インフルエンザやノロウイルスに感染すると重篤化しやすいので、一層の注意が必要です。

インフルエンザの流行は例年12月頃から始まり、1~2月にピークを迎えます。

こまめな手洗いうがいを徹底し、二枚貝を食べる際は、しっかりと加熱をしましょう。

1-2.皮膚トラブル

冬は乾燥するため、皮膚トラブルに注意が必要です。

年を取ると、皮膚トラブルが起きやすくなると言われています。

皮膚は、加齢に伴い皮脂や汗の分泌が減ると、肌の水分が失われやすくなり、乾燥してしまいます。

乾燥した皮膚はバリア機能を失い、外部の刺激を受けやすくなります。

その結果、かゆみや湿疹などのトラブルが起きてしまうのです。

また、加齢による体内の水分量の低下や体温調節機能の低下なども皮膚トラブルの要因となります。

https://carers-navi.com/skincare

1-3.ヒートショック

ヒートショックとは、急激な温度変化に身体が反応することで引き起こす健康被害です。

ヒートショックによる死亡者数は、交通事故の死亡者数をはるかに上回ると言われるほど。

特にリスクが高いと言われているのが、冬の入浴時です。

急激な温度変化に体が対応せずに失神を起こし、浴槽で溺れて亡くなるというケースが多発します。

日本気象協会と東京ガスの2社が共同し、ヒートショック予報を10月~3月の間提供しています。

天気予報専門メディア「tenki.jp」で配信され、日本全国約1900地点の7日先までの予報を見ることができます。

冬の時期は、ヒートショック予報をチェックする習慣をつけ、意識を高め、日々対策をすることを心がけましょう。

https://carers-navi.com/heatshock

1-4.冬季うつ

日照時間の影響により、冬場にうつ症状が現れてしまうこともあります。

うつ病は、気分が落ち込む、注意力が散漫になる、物事への興味や幸福を感じない、やる気が出ない、食欲が落ちる、眠れないなどの症状が出ます。

そのような症状に加えて、高齢者の場合は、「頭痛やめまい」「肩こり」「吐き気」「耳鳴り」「しびれ」などの身体的な不調が現れます。

また、記憶力がや判断能力が低下するなどの症状も現れるため、認知症ととても間違われやすいです。

1-5.脱水症状

高齢者は喉の渇きを感じにくい人も多く、気づかぬうちに脱水症になってしまうことも。

脱水は高齢者の命に危険を及ぼす可能性もあり非常に危険です。

乾燥しやすい冬の時期は、息や皮膚から放出される水分が増え、気づかない間に脱水を起こしてしまいます。

意識的に水分補給ができるように、6~8回に分けてみましょう。

朝起きてすぐ、朝食、昼前、昼食、午後、入浴後、寝る前など、日常生活に組み込むのがおすすめです。

https://carers-navi.com/water

2.トラブルを防ぐ4つのポイント

2-1.部屋の湿度を保つ

乾燥は、肌トラブルや感染症、気づかぬうちの脱水のリスクを高めます。

乾燥しがちな冬場は、部屋の湿度に注意しましょう。

50~60%の湿度が目安になります。

また、湿度を高め過ぎるとカビの発生原因となるので注意が必要です

2-2.運動習慣を身につける

寒い冬場は、家にこもりがちですが、適度な運動を心がけましょう。

運動をすることで、血流が促進し、免疫力を高めたり関節痛を軽減します。

また、運動は認知機能の向上や生活習慣病の予防につながるため、介護予防にうってつけです。

可能な範囲で運動を行いましょう。

2-3.こまめな水分補給

1日に必要な水分量は40ml×体重kgです。

例えば60kgの方は2.4Lです。

この数字はあくまでも目安です。

食事からも水分を摂れますから、食事を除いて2L程度を目指して摂ると良いでしょう。

2-4.スキンケア

定期的に保湿クリームを塗るなど乾燥対策をしましょう。

また、おむつを着用している場合は、おむつの中が蒸れ皮膚が柔らかくなり床ずれを起こしやすくなります。

こまめにおむつの取り換えや蒸れのふき取りをすることで防止に繋がります。

そして、着替えや入浴の際に皮膚の状態を観察することも大切です。

皮膚に赤みや湿疹、しこりなどがないか確認しましょう。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか?

冬に起こりやすいトラブルや事故を紹介しました。

しかし、この記事で取り上げたもの以外にも注意しなければならないことはたくさんあります。

1つの対策に満足せず、要介護者の健康に注意を向け介護を行いましょう。

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