介護脱毛という言葉をご存じでしょうか?
近年、将来介護をされるときに備えて、アンダーヘアを脱毛する40歳以上の方が急増しています。
テレビ番組や親の介護に直面する中で、アンダーヘアが介護の負担となっていることに気づき、脱毛を始めているのです。
そのような場面に備えて、脱毛をする方が増えています。
介護脱毛とはどのようなものなのでしょうか?
この記事では、介護脱毛のメリットやデメリット、費用などを解説します。
目次
1.介護脱毛とは
介護脱毛とは、自分が介護をされるときに備えて、アンダーヘアを脱毛することです。
介護脱毛が生まれた背景には、医療脱毛専門院のリゼクリニックが介護を理由に脱毛をすることを「介護脱毛」と名付けたことが始まりです。
実際に、リゼクリニックでは、10年間で40歳以上でアンダーヘア脱毛をした人が50倍以上に増えているというデータもあります。
高齢化がさらに進む中で、介護脱毛を行う人はさらに増えていくことが予想できます。
2.介護脱毛はいつからするべき?
介護脱毛はいつからするべきなのでしょうか?
結論として、なるべく早く始めた方がよいでしょう。
多くの脱毛機器は、白髪に反応しません。
また、しわが増えてしまうと、脱毛をする際に支障が出てしまう場合もあります。
そのため、白髪になる前になるべく早く脱毛をしましょう。
3.介護脱毛はどこを脱毛する?
介護脱毛では、アンダーヘアを脱毛します。
アンダーヘアは、VIOのラインに分かれており、脱毛をする際にはどこまで行うか考える必要があります。
VIOの範囲は脱毛を行うクリニックによって定義が変わることもあります。
ここでは一般的な目安を紹介します。
Vライン | デリケートゾーンの上部を指します。 腰骨の上を結んだ線より下部から、脚の付け根のラインよりまでが目安です。 |
Iライン | Vラインの下の、足の付け根の部分に沿った部分で、お尻の手前までを指します。 具体的には、女性器の周囲と女性器と肛門の間の部分が目安です。 |
Oライン | 肛門のまわりを指します。
肛門を中心に半径2~3㎝が目安です。 |
4.介護脱毛のメリット
4-1.排泄介助の負担軽減
年を重ねると、1人でトイレに行けなくなってしまったり、おむつが必要となったりします。
その際に、アンダーヘアがなければ、ふき取りやすくなり排泄介助の負担がかなり軽減されます。
実際に、親の介護を経験している方は、このようなメリットから介護脱毛を行う場合が多いです。
4-2.陰部の炎症予防
介護脱毛は、陰部の炎症予防にも繋がります。
おむつを着用していると、排泄物が絡まってしまいます。
その状態を放置してしまうと、カピカピに渇きなかなか取れなくなるのです。
この乾いた排泄物を取ろうとすると、肌が傷ついてしまったりして、炎症を起こしてしまいかねません。
また、炎症がきっかけで感染症に感染してしまう可能性もあります。
5.介護脱毛のデメリット
5-1.元に戻せない
一度脱毛をしてしまうと、元には戻せません。
あらかじめ、どのように脱毛をしておくか、しっかりと検討しましょう。
介護脱毛では、全ての毛を脱毛するだけでなく、一部を残したデザイン脱毛を選択することも可能です。
5-2.照射時に痛みが伴う
照射時には、どうしても痛みが伴ってしまいます。
アンダーヘアは毛が濃いため、痛みに敏感な方にとっては、苦痛に感じるかもしれません。
痛みとしては、輪ゴムでパチンとはじかれるような感覚があります。
どうしても痛みが気になる場合には、笑気麻酔やクリーム状の麻酔を別料金で使用できます。
5-3.費用がかかる
脱毛では、費用と時間がかかってしまいます。
毛の濃さや脱毛機器の種類によって変化はありますが、脱毛には大体1〜2年かかります。
一回の施術には、30分ほどかかり、2,3か月に1度行うことが多いです。
次の章では料金について見ていきましょう。
6.介護脱毛の料金(費用)はいくら?
相場としては、5~10万円が目安となります。
基本的に、毛根にレーザーを照射して、毛を生やす組織を変性させます。
また、白髪でも脱毛できるニードル脱毛という手法もあります。
こちらは、一本一本に電流を流して脱毛を行うため、痛みが強く時間もかかってしまいます。
さらに、費用も1本40円など本数単位での料金が多いため、より高額です。
7.まとめ
いかがでしたでしょうか?
介護脱毛をする方は10年間で50倍以上に増えています。
ご自身の衛生面を考えても、介護者の負担を考えても介護脱毛を行うメリットは大きいです。
年を取って白髪が増えてくると、脱毛が難しくなってしまうため、40代の今のうちに検討しましょう。