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混合型認知症とは?異なる種類の認知症が2つ以上併発すること

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2種類の認知症の症状が見られる。。。

2つ以上の認知症の併発ってあり得るの?

このような疑問を抱えているのではないでしょうか?

混合型認知症とは、異なる種類の認知症が2つ以上併発することを指します。

認知症には、いくつかの種類があり、複数の認知症を発症してしまう場合があります。

高齢になるほど、併発のリスクが高まると考えられており、超高齢化社会に突入する日本は混合型認知症が増えていくと予測されています。

今回は、混合型認知症の症状や併発しうる認知症、予防法について解説します。

1.混合型認知症とは?

混合型認知症とは、異なる種類の認知症が2つ以上併発することを指します。

一般的には、アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症の組み合わせを指しますが、様々な組み合わせによる併発も考えられます。

混合型認知症は、アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症など、様々な視点でより個人の病状に応じた専門性の高い処置が求められます。

日本は超高齢化社会に突入し、混合型認知症の患者も今後増えていくことが予測されます。

2.主な認知症の種類は3つ

認知症の種類は数多くありますが、全体の80%以上は、3つの認知症が占めています。

これらは、3大認知症と呼ばれており、アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・脳血管性認知症を指します。

その中でも半数以上がアルツハイマー型認知症です。

そのため、混合型認知症はこの3つの併発になる可能性が高いです。

次の章から3大認知症の症状と原因を一つずつ解説します。

3.アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症とは、最も一般的な認知症の一種です。

以前までは、アルツハイマー型認知症=認知症とされていました。

また、認知症の半数近くをアルツハイマー型認知症が占めていると言われています。

3-1.原因

アルツハイマー型認知症がどのようなメカニズムで起こるか正確には分かっていません。

一説には、脳にアミロイドβやタウタンパクというたんぱく質が異常に溜まり、脳細胞が損傷したり神経伝達物質が減少して、脳が萎縮して引き起こされると考えられています。

また、アルツハイマー型認知症の原因は加齢であることが有力です。

しかし、60代以上で高齢になるほど多く見られますが、40~50代など若い世代で発症する若年性アルツハイマー病も存在します。

明確な原因が不明確なため、現在では効果的な予防や根本的治療が困難といわれています。

https://carers-navi.com/alzheimer

https://carers-navi.com/juvenile-dementia

4.脳血管性認知症

脳血管性認知症とは、脳梗塞や脳出血などによって発症する認知症です。

破裂や出血などにより、ダメージを受けた脳の血管付近の神経細胞が障害を受けます。

そして、その細胞が担っていた機能が失われて認知症になるのです。

また、脳血管性認知症は、アルツハイマー型認知症に次いで患者が多く、三大認知症の1つと言われています。

4-1.原因

脳血管性認知症の原因は、脳の血管にトラブルを引き起こす脳血管疾患や事故や転倒などにより直接脳にダメージを与えてしまうことが考えられます。

脳血管疾患とは、脳の血管のトラブルにより脳細胞が破壊される病気の総称です。

主な脳血管疾患には「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」などがあります。

無症候性脳梗塞というものもあり、自覚がないまま認知症になってしまうことも少なくありません。

また、脳血管性認知症のきっかけとなる脳血管疾患の原因には、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が基礎疾患としてある場合が多く、生活習慣が深く関わっています。

https://carers-navi.com/noukansei

5.レビー小体型認知症

レビー小体型認知症は、アルツハイマーと脳血管性認知症と並び「三大認知症」と言われています。

主に65歳以上の高齢者にみられますが、40~50歳の方の発症も珍しくはありません。

また、アルツハイマーは女性の発症が多いのに対し、レビー小体型認知症は男性に多い傾向があり、女性の約2倍と言われています。

5-1.原因

「レビー小体」が原因でレビー小体型認知症になります。

「レビー小体」とは、神経細胞に出来る特殊なたんぱく質です。

その「レビー小体」が脳の脳幹部分にたまると手足の震え、歩行の困難などのパーキンソン症状が出るとされており、大脳皮質にも出現すると、理解力の低下、物忘れなどの認知症の症状が表れます。

http://carers-navi.com/lewy

6.混合型認知症を予防するためには、生活習慣の見直そう

認知症の原因には、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が基礎疾患としてある場合が多く、生活習慣が深く関わっています。

そのため、生活習慣を整えることが最大の予防に繋がります。

この機会に生活習慣を見直してみましょう。

6-1.食事

食事の内容を炭水化物中心から低糖質、低塩分にするとよいでしょう。

考えるのが難しい方は、すでに塩分やカロリー計算されている宅配食を検討してみてはいかがでしょうか?

http://carers-navi.com/care-food

また、様々な栄養素を含む食品をバランスよく摂りましょう。

いきなり食生活を変えることは難しいので、ゆっくりと習慣を見直すことをおすすめします。

6-2.運動

運動は生活習慣病以外にも、認知予防などの介護予防につながります。

自分の体調と生活習慣に合った方法を取り入れましょう。

この記事を読んでいきなり激しい運動をすると、かえって心筋梗塞を引き起こす原因になってしまいます。

以下のような簡単にできる運動や体操を日常生活に取り入れてみましょう。

・ウォーキング

・スロージョギング

・笑いヨガ

https://carers-navi.com/exercise

6-3.その他の予防法

〇居場所を見つけること

他者との社会的交流で神経細胞ネットワークを強化できると考えられます。

自分の居場所となるコミュニティや趣味を見つけましょう。

また、家族がが親の趣味や交友関係を把握しておくことは、居場所を見つけるためにも大変重要です。

〇話をすること

コミュニケーションを取るようにしましょう。

脳は怠け者で、使わない機能は衰えていきます。

身近に話し相手がいない場合は、一日に10分程度で良いので、テレビ電話などで家族と話しましょう。

7.まとめ

いかがでしたでしょうか?

混合型認知症とは、異なる種類の認知症が2つ以上併発することです。

一般的には、アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症の組み合わせを指します。

免疫力が落ちる高齢者の場合、混合型認知症だけでなく、複数の病気を併発させる可能性があります。

特に、糖尿病は合併症を引き起こしやすく注意が必要です。

認知症の症状が見られる場合には、すぐにかかりつけ医に相談しましょう。

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