老人ホームか在宅介護で迷っている。。。
老人ホームのメリットが知りたい!
本当に介護の負担が減るの?
このような悩みを抱えているのではないでしょうか?
介護をしているとほとんどの方が老人ホームか在宅介護で迷います。
実際にどちらにもメリット・デメリットがありどちらがいいとは一概には言えません。
そのため、この記事では、老人ホームのメリットを中心に解説していきます。
1.そもそも老人ホームとは?
老人ホームとは、介護施設のうち、高齢者向けの介護サービスがある施設の総称です。
そして、老人ホームには大きく以下の8種類あります。
それぞれの施設にメリット・デメリットがあり、入居する際は慎重に施設選びをしましょう。
この記事では、在宅介護と施設への入居を比較したときの老人ホームのメリットについて解説していきます。
①介護付き有料老人ホーム
介護度に応じて定額でサービスを受けられる。幅広い対応が可能。
https://carers-navi.com/home-2
②住宅型有料老人ホーム
入居者に合った介護サービスを選べる。比較的自立できる方が対象。
③サービス付き高齢者向け住宅
高齢者向けの賃貸住宅であり、費用も安い。
https://carers-navi.com/sa-bisutukikoureisyamukejuutaku
④グループホーム
認知症専門の施設。
https://carers-navi.com/group-home-detail
⑤ケアハウス
低所得で独居生活の高齢者を対象の施設
http://carers-navi.com/carehouse-cost
⑥特別養護老人ホーム
要介護3以上が対象で費用が安い。待機時間が長い
https://carers-navi.com/tokubetuhome
⑦介護老人保健施設
在宅介護を目的としたリハビリを行う施設
https://carers-navi.com/kaigoroujinhokensisetu
⑧介護医療院
長期的な医療サービスを必要とする方対象の施設
2.老人ホームのメリット
2-1.安心してプロの介護が受けられる
基本的に24時間体制のサポートをプロの方がしてくれます。
もちろん何か緊急時には施設に行く必要がありますが、基本はプロの方に介護を安心して任せられます。
介護をしたことがない人が介護をするより、介護を仕事としている経験者の方が手際もよく失敗もほとんどありません。
そして、施設では多くの方を介護してきているため、介護のノウハウも溜まっています。
そのため、家族が介護をするよりも要介護者に適した介護をしてくれる可能性が高くなります。
2-2.入居者同士の交流がうまれる
退職や家族との死別など、高齢になると、周りとの関係性が希薄になりがちです。
しかし、入居者同士の交流があると新しい人間関係を築くことができます。
介護施設には、基本的に交流する時間や、施設内の人と運動をしたり遊びをしたりする機会が設けられています。
また入居者だけでなく介護者と会話をする機会もあります。
要介護者の状態によっては交流できない場合もありますが、施設にいることで新しい人間関係が広がりやすいです。
2-3.家族の介護負担が軽減される
施設に預けることで、家族の介護負担がかなり軽減されます。
入浴や食事、排泄、病院や行く場所への送り迎え、など日頃行っている在宅介護を行わなくて住みます
もちろん負担がゼロになることはありませんが、在宅介護にかかる負担とはかなりの差ができます。
3.在宅介護のメリット
老人ホームと比べて、在宅介護のメリットには何があるでしょうか?
ここでは2つのメリットについて解説します。
3-1.要介護者が家族と一緒に生活した場所なので安心できる。
1つ目のメリットが「要介護者が家族と一緒に生活した場所なので安心できる」ことです。
このメリットは、介護される側の精神面を考えると非常に大きなポイントとなります。
介護が必要な状態の中、新しい人やモノが多く存在する施設という環境に入ると不安が生まれます。
また、介護施設の職員の方や、入居者の方との人間関係がうまくいかずトラブルを起こしてしまうことも実際に少なくありません。
それだけ、慣れ親しんだ場所で介護を受けることは、どれだけ安心して過ごすことができるかに大きく影響してきます。
3-2.介護費用が抑えられる
2つ目のメリットは、「介護費用が抑えられる」ことです。
介護をする上で、どうしても気になってしまうのが、費用です。
この点から考えると、介護施設よりも在宅介護の方が費用をかなり抑えられます。
施設介護では、家賃や管理費、食費などがかかってきます。
また、老人ホームといっても民間施設と公的施設で料金の差がでてきますが、平均の目安となる数字を紹介しておきます。
在宅介護でかかる費用は、月5〜10万円程度と言われています。
多く費用がかかっても15万円を超えることはあまりありません。
これに対し、老院ホームでかかる費用は平均して月15〜30万円と言われています。
また、民間の施設に入る場合は、初期費用として数十万〜という費用が必要になります。
もちろん在宅介護でも費用はかかってしまいますが、施設介護に比べると半額以下で介護を行うことが可能です。
4.老人ホームを選ぶ7つのポイント
最後に老人ホームを選ぶ7つのポイントを解説していきます。
4-1.無理なく負担できる費用の範囲はどれくらい
1つ目のポイントは、無理なく負担できる費用の範囲はどれくらいか決定することです。
また、老人ホームにどのくらいの期間お世話になるのか。期間から逆算して費用を考えるようにしましょう。
ちなみに平均介護期間は、4年7ヶ月であることが公共財団法人生命文化センターの介護期間にまつわる調査からわかっています。
要介護者の貯金、年金を把握し、介護期間が終了する時期、入居年数に見通しを立て、費用を決定しましょう。
4-2.施設に見学・体験入居をする
2つ目のポイントが施設に見学・体験入居することです。
いきなり施設に入居し、その施設が合わずに違う施設に移動するとなると、入居する本人にとって相当のストレス、負担になります。
そのため、施設を選ぶとき、入居する前には必ずといっていいほど見学・体験入居するようにしましょう。
4-3.本人の外出や外泊、家族の面会は自由にできるか
3つ目は、「本人の外出や外泊、家族の面会は自由にできるか」です。
介護型の施設ではごく近所を含め、利用者が1人で外出することを認めていないところが多いです。
入居した後に、外出が思うようにできない、家族も思うように会えないという不自由さを防ぐためにも、あらかじめ施設側に確認しておくことが大切です。
4-4.医療体制を確認する(医療依存度の高い親の場合は病院併設が安心)
4つ目のポイントが「医療体制を確認すること」です。
なぜなら施設によって入居者への医療処置や緊急時への対応に違いがあるからです。
施設によっては人工呼吸器、注射・点滴などの医療処置を断る施設もあります。
また、日常的な医療処置の必要がない場合でも、医師・看護師との連携体制、提携病院の場所、診療科目、病院までの送迎の有無(費用)などが施設によって違います。
入居する本人が持病を抱えている場合は入居予定のケア体制で大丈夫なのか、施設長やケアマネージャー、医者などと相談をするようにしましょう。
4-5.退去の条件を確認する
5つ目のポイントは「施設の退去条件を確認する」ことです。
症状が悪化し、継続的な医療行為が必要となると「退去してほしい」と施設側から要求されることがあります。
施設の移動は入居する本人にとっても心身ともにストレスになります。
できるだけ移動しなくてすむよう、あらかじめ最初で最後と考え、老人ホームを選ぶことが大切です。
そのため、施設側の退去するべき条件を老人ホームを選ぶ段階で確認しておくようにしましょう。
4-6.看取りまで行われるかを確認する
6つ目のポイントが「看取りまで行われるかを確認する」ことです。
実際に死期が迫った際に、そのまま施設で最期を迎えたいのか、もしくは病院に入院し救命処置を受けたいのか、そこの判断は、よくご家族で相談をしておく必要があります。
あらかじめ、施設で看取りまで行ってくれるのかどうかだけは、確認しておきましょう。
4-7.評判の良い施設よりも相性が良い施設を選ぶ
地域の間で実際に評判が良かったり、ネット上での評価が良い老人ホームでも、実際に入居すると相性が合わないということがあります。
そのため、実際に見学・体験入居をしたり、スタッフと話してみて「評判の良い施設よりも相性が良い施設を選ぶ」ことが大切です。
たくさんの施設を検討し、入居する本人にその施設は本当に合うのかをよく考え、相性の良い施設を選ぶようにしましょう。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
老人ホームと在宅介護それぞれのメリットを解説しました。
最後に老人ホームのメリットを改めて紹介します。
安心してプロの介護が受けられる
入居者同士の交流がうまれる
家族の介護負担が軽減される
この機会にぜひ老人ホームへの入居をご検討ください!