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良い介護施設を見分けたい!見分ける10のポイントを解説

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良い介護施設を見分けたい!

介護施設への入居を考えるとき、誰もがこのように考えるでしょう。

生涯を過ごす介護施設選びは、絶対に失敗したくないですよね。

この記事では、良い介護施設を見分ける10のポイントを解説します。

1.まずは、あなたに合った老人ホームを絞りましょう

老人ホームには大きく8種類あります。

まずは、2~3つの種類に絞りましょう。

種類 相場 入居条件
入居(万) 月額
(万)
自立 要支援1~2 要介護1~2 要介護3~5 認知症 認知症重度 看取り 入居の

しやすさ

介護付き老人ホーム 0~580 15.7~28.6
住宅型有料老人ホーム 0~21 9.6~16.3
サービス付き高齢者向け住宅 0~20.4 11.8~19.5
グループホーム 0~15.8 10~14.3 ×
ケアハウス 0~30 9.2~13.1 × ×
特別養護老人ホーム 0 8.8~12.9 × × × ×
介護老人保健施設 0 7.6~13.4 × ×
介護医療院 0 7.6~13 × ×

①介護付き有料老人ホーム

介護度に応じて定額でサービスを受けられる。幅広い対応が可能。

https://carers-navi.com/home-2

②住宅型有料老人ホーム

入居者に合った介護サービスを選べる。比較的自立できる方が対象。

https://carers-navi.com/home

③サービス付き高齢者向け住宅
高齢者向けの賃貸住宅であり、費用も安い。

https://carers-navi.com/sa-bisutukikoureisyamukejuutaku

④グループホーム

認知症専門の施設。

https://carers-navi.com/group-home-detail

⑤ケアハウス

低所得で独居生活の高齢者を対象の施設

http://carers-navi.com/carehouse-cost

⑥特別養護老人ホーム
要介護3以上が対象で費用が安い。待機時間が長い

https://carers-navi.com/tokubetuhome

⑦介護老人保健施設

在宅介護を目的としたリハビリを行う施設

https://carers-navi.com/kaigoroujinhokensisetu

⑧介護医療院

長期的な医療サービスを必要とする方対象の施設

2.見学前に見分けるポイント

2-1.HPに具体的な情報が記載されているか

まずは、インターネットで情報収集をしましょう。

その際に、施設のHPを必ず確認してください。

施設についての具体的な情報が記載されている場合は、その情報からパンフレットを取り寄せるか検討しましょう。

そもそも、施設についての情報が記載されていない場合は、注意が必要です。

2-2.パンフレットを取り寄せる

パンフレットは遠慮せず、気になる老人ホームはすべて取り寄せましょう。

HP同様に費用や運営体制、提携している医療機関など情報の充実度を確認してください。

十分な情報が記載されていない場合、事業者自身が施設の特徴を把握できていない可能性があります。

2-3.口コミの評価を確認する

HPとパンフレットだけでなく、施設の口コミも必ず確認しましょう。

HPやパンフレットは、事業者が作成しているため、悪い情報は出てきにくいです。

一方で、口コミでは、利用者の本音や経験談などが書き込まれているため、良い施設が見分けやすいです。

以下サイトでは、口コミが掲載されています。

介護のほんね
https://www.kaigonohonne.com/

老人ホーム・介護施設検索はみんなの介護
https://www.minnanokaigo.com/

シニアのあんしん相談室
https://kaigo.soudan-anshin.com/

2-4.高額な老人ホーム=良い老人ホームではない

高額な老人ホームは、最新の介護設備や充実した娯楽施設など、ハード面に力をいれている施設が多いです。

しかし、あなたにとって良い施設は、費用や立地・サービスなどの条件に当てはまる施設です。

そのため、高額な老人ホーム=良い老人ホームではありません。

あなたに合う施設を慎重に検討しましょう。

2-5.施設の経営状態を確認する

高齢者向けの施設は、日本社会の高齢化により多くの企業が参入しています。

そのため、中には経営がうまくいかず倒産してしまうところも増えています。

倒産してしまうと、新たに施設を探したり、慣れ親しんだ人間関係を一から築かなければなりません。

経営母体の企業が安定しているか、介護事業の実績、保険会社や信託会社はどこかなど、具体的な情報を入居の際にチェックしておくとリスクヘッジになります。

3.見学・体験入居の際に注目すべきポイント

いきなり施設に入居し、その施設が合わずに違う施設に移動するとなると、入居する本人にとって相当のストレス、負担になります。

そのため、施設を選ぶとき、入居する前には必ずといっていいほど見学・体験入居するようにしましょう。

3-1.生活しやすい施設か見極める

長く生活することを考えると、生活しやすい施設であることは絶対条件です。

生活しやすいかを見極めるには3つのポイントがあります。

・使いやすさ

個室にトイレがあるかや日当たり、部屋から共同設備までの距離など、細かいですが実際に生活することをイメージしましょう。

・安全性

安全性を確かめるにはバリアフリーが行き届いているか注目しましょう。

手すりやスロープがあるのは当然で、角がとがった家具を置いていないか、体に負担のかからない高さに家具が設置されているかなど細かく観察しましょう。

・清潔感

清潔感はとても重要なチェックポイントです。

施設内だけでなく、玄関や駐車場なども確認してみましょう。

掲示板が整頓されているか、植物が枯れていないかなども清潔感を見るポイントになります。

また、入居者の髪型や服装にも注目しましょう。

身なりが乱れている場合は、職員のケアが不十分な場合があります。

3-2.入居者の表情を確認する

入居者の表情は重要なポイントです。

楽しそうな表情であれば、ストレスなく充実した生活が送れていると予想できます。

また、入居するご家族が馴染める雰囲気かを考えましょう。

レクリエーションや食事の様子を見学できるよう予約時に調整できるとよいです。

3-3.スタッフの対応をチェック

見学の案内をしてくれるスタッフだけでなく、入居者に対するスタッフの対応も細かく観察しましょう。

介護のやり方や声掛けの仕方など、ご家族が安心できると思えるかが大切です。

また、職員の人数にも注目しましょう。

例えば、介護付き有料老人ホームでは、要介護者3人に対して1人以上、介護職員または看護職員を配置する義務があります。

そのため、職員の数が十分かしっかりと確認しましょう。

3-4.医療連携やリハビリの体制

老人ホームでは、医療機関と連携し訪問診療や緊急時の対応など様々なサポートを行っています。

しかし、サポートの度合いは施設によってばらつきがあります。

担当の職員に詳細を質問しましょう。

また、筋力維持や認知症予防のために施設内でリハビリを行う施設が増えています。

リハビリについても質問してみましょう。

3-5.契約内容

パンフレットの内容と実際の契約では、異なることが多いです。

入居条件と退去条件や入居費やその他の料金は細かく質問しましょう。

どのような状態になったら退去させられるのかは、パンフレットにあまり載っていません。

また、保証人の責任範囲についても確認しておきましょう。

4.まとめ:評判の良い施設よりも相性が良い施設を選ぶ

地域の間で実際に評判が良かったり、ネット上での評価が良い老人ホームでも、実際に入居すると相性が合わないということがあります。

そのため、実際に見学・体験入居をしたり、スタッフと話してみて「評判の良い施設よりも相性が良い施設を選ぶ」ことが大切です。

たくさんの施設を検討し、入居する本人にその施設は本当に合うのかをよく考え、相性の良い施設を選ぶようにしましょう。

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